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第八宇宙学校を首席で卒業した一色健二は、宇宙空軍一〇一基地で宇宙パイロットの試験を受けることに。各宇宙学校を優秀な成績で卒業した若者たちだが、そのテストはつらく厳しい。そして健二たちの前に、いつもたった一人で帰還してくる、疫病神ジャックが現れ…。壮大なスケールで描く巨匠のSF冒険ストーリー!!
念願のパイロットに合格した一色健二は、疫病神ジャックこと、ジャック・ローレイ大尉の助手として、土星の衛星タイタンへと向かう。初飛行の緊張と過労で健二が倒れてしまう中、タイタンに到着した一行は、地質学者のサリバン博士を中心にタイタンの調査を開始する。一方、体調が戻らず船内に残った健二は、ジャック大尉の不審な行動を目撃して…!?
土星の衝星タイタンから無事、生還した健二に新たな指令が。宇宙船が二ヵ月の間に三度も行方を絶った宙域へ、調査隊を派遣することになり、その隊長に健二が任命される。だが、部下になった男たちはひとクセもふたクセもありそうな連中ばかり。案の定彼らとの衝突はあったものの、その後、件の宙域に着いた健二たちは、行方不明の宇宙船クイーンメリー号を発見するが、船内は無人であった。そして、健二たちの宇宙船に不気味な物体が…!!
楕円軌道をとる変わった衝星、マロー星に行き、燃料ロケットを打ち込むという新たな指令が健二に。腕利きのパイロットばかりを集め、マロー星に向かう一行だったが、途中、全員が盗難に遭うという不思議な出来事が起こる。マロー星に着いた後、盗んだ犯人を見つけ出す方法を思いついた健二だが、犯人は…。
ハイモス星でサイボーグたちが反乱を起こしたとの情報が入り、調査に向かうはずの宇宙船が何者かにより爆破された。健二の新たな任務は、サイボーグたちの反乱の真偽を確かめること。健二たちはハイモス星に向けて出発するが、正体不明の円盤の襲撃を受ける。敵の攻撃をなんとかくぐり抜け、ハイモス星に到着した健二たちだが…。
ハイモス星での反乱の原因は、地球のために身を粉にして働くサイボーグたちを、未熟者だと辱めた地球人にあった…。地球から大使を送ることを約束した健二だったが、一方でハイモス星を調査中であった三人の部下が行方不明になってしまう。彼らを探すうちに健二たちもサイボーグに捕らわれるが、そこに反乱軍の総攻撃が始まり…。
