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音響スタッフをしている上里将貴がアマチュア時代から何かと目をかけていた高校生・ケイは今や売れっ子バンドマン。立場の違いから疎遠になっていたが、ある日ケイの所属するバンドと仕事をすることに…。多少身構えていたのに再会はあっさりとしたもので、肩すかしをくらう将貴。自分だけが緊張していたようで、むしゃくしゃした将貴は誘われるがまま参加した打ち上げは所謂ヤリモクの乱交パーティーで…!?
ヤリモク乱交パーティーからは逃れられたものの、痴態の流出阻止を条件に売れっ子バンドマン・ケイにはたっぷりと抱かれてしまった将貴。以降、普通に仕事をしようにも散々弄られた身体はふとしたことで熱くなるし、認めたくはないが大好きなケイの声にいちいち反応してしまう。忘れたいのに忘れられない将貴の気持ちを知ってか知らずか、ケイは今日も“お互いの”性欲処理と称して将貴にちょっかいをかけてきて…!?
激しすぎるカーセックスの次に将貴を襲った災難は、ケイのファンからの家凸!? それもこれも男も恋愛対象だと公言しているにも関わらず、勘違いされるような行動を取って翻弄するケイのせい…しかし、勘違いなどではなくしっかりと気持ちよく抱かれてしまっているので無実だと言うこともできず、将貴は顔を青くするばかり。ファンが押し掛けて家にも帰れない、でも外泊する金はない、八方ふさがりの将貴が頼ることができるのは目の前のケイだけで、結局自宅へとお持ち帰りされてしまうのだった…。
あれだけ一方的にエッチなことをされてもなお、ケイの才能に惹かれていることは確かで、今のアイドルのような売り方に将貴は疑問を抱いていた。そんな中、突然家に押し掛けて来たケイは「もうやめます」と将貴に告げる。ようやくワガママ放題に自分をかき乱していたケイとの関係が終わる、喜ぶべきなのに酷く寂しさを感じてしまうが、それはただの勘違いだった…!? ひねくれ者と素直になれない二人の気持ちも体もようやく繋がり、大団円…と思った矢先、また新たなトラブルに見舞われてしまう。
お互いの気持ちを確かめ合い激しく求め合った将貴とケイ。また一緒にケイと同じステージを作れるよう仕事に打ち込む将貴の前に、将貴が無理矢理犯されそうになったヤリモクパーティーの主催したプロデューサーが現れる。以前とは違い“普通の”集まりで、ケイも参加すると言われた将貴は警戒しながらもついて行くが――…？ 年下オレ様芸能人×年上流され裏方の遠回りしたこじらせラブ、完結！
