あらすじ「いちばんあったかいのは2人でいること」世界で2番目にさむい街に住む、しっかり者のカラとお調子者のノム。2人は仲よしだけれど、何気ない日常の中でお互いの性格に、ときにイライラし、些細なことでけんかもしてしまう。それでも、トナカイやペンギンとの出会い、ノムの風邪などふとした出来事がきっかけとなり、カラとノムは一緒に生活していくために大切なことは何かを考えていく。隣にいる人を愛おしく思うきっかけは、きっと日常の片隅に転がっている。
しっかり者で頭を使いすぎるカラと、のんびり者で自由に生きているノムは、世界で二番目に寒いところに二人で住んでいる。 二人ともニンジンが嫌いなのにニンジンの入ったスープを作ってしまったノム。 そのことで、二人は喧嘩になって、寝ようとするが、おなかが空きすぎて眠れない。 二人は、我慢して、嫌いなニンジンの入ったスープを飲むことにする。 どうして、ニンジンのスープを作ったかって? それは、トナカイがニンジンをくれたから。 カラは、寝ようとベッドに入ったときに考えた。 悪いのはスープを作ったノムか? ニンジンか? ニンジンをくれたトナカイか? ニンジンを嫌いな自分か? ・・・・・・。 いけないのは、そんなことじゃなくて二人の夕飯の時間が消えてしまったこと。 って気付くのってとても素敵なことだと思った。