逆刃刀を腰に下げ、不殺を誓う流浪人・緋村剣心――彼こそは維新志士の中で最強無比の伝説をもつ「人斬り抜刀斎」であった。維新後、その熱き想いで人々を守り続けた流浪人・剣心の活躍を描く! 【同時収録】「巻末特別編(1) るろうに―明治剣客浪漫譚―」
幕末、金で人斬りを請け負っていた鵜堂刃衛。維新後も兇賊・黒傘として暗躍、要人警護を依頼された剣心と剣を交える。刃衛は標的を剣心に変更。薫を誘拐された剣心は、人斬り時代に立ち戻る…!
恵奪回のため、御庭番衆・べしみ、ひょっとこ、般若が神谷道場を強襲!剣心と左之助で何とか退けるが、剣心の正体が伝説の人斬りと知った観柳は、今度は道場を盾に、恵に直接、脅しをかけてくる。 【同時収録】「巻末特別編(2) るろうに―明治剣客浪漫譚―」
剣心達の前に立ちふさがる御庭番衆!一番手・般若を倒した剣心は、二番手・式尉を左之助に任せ、御庭番衆御頭・四乃森蒼紫の待つ二階へ…!剣心対蒼紫、「幕末最強」の名をかけた激闘が始まる!
薫が出稽古する前川道場に石動雷十太と名乗る道場破りが現れ、圧倒的な強さで前川師範を倒す!手合わせした剣心は、一介の道場破りには過ぎるその力に疑問を抱く。雷十太の真の目的とは…!?
由太郎の練習の帰り道、剣心達を雷十太が襲撃!雷十太が放った“飛飯綱”で由太郎は右腕を負傷、自分が利用されただけだと知る。そのうえ、剣術を続けることはできないと医者に宣告され…!? 【同時収録】「巻末特別編(3) 戦国の三日月」
剣心の前に元新撰組の斎藤一が現れた。今は警視庁の密偵である斉藤は剣心の力量を測りにきたのだ。内務卿・大久保利通から、人斬り抜刀斎の後継者・志々雄真実の暗殺を依頼された剣心は…!?
志々雄のいる京都へ東海道を徒で向かう剣心。その後を追い、薫と弥彦、左之助、そして蒼紫が京都へと旅立つ。道中、不思議な縁で剣心は、蒼紫を慕う御庭番衆の少女・操と道連れになるが…!?
志々雄一派に占領された新月村で、剣心は早くも志々雄と対面。しかし、人斬りではない剣心とは闘えないと志々雄は去り、後に残った“天剣”の宗次郎との闘いで、剣心は逆刃刀を折られてしまう!
十本刀の一人、“刀狩り”の張に伊織が拉致された。助けに行った剣心は、赤空の最後の一振りを手に闘うことになる。子供を殺すという張の言葉に剣心は不殺の誓いを破り、ついに抜刀するが…!?
薫達から話を聞き、剣心が真の理を会得したと判断した比古清十郎は、時代の苦難から人々を守る飛天御剣流の剣客として奥義伝受を決断する。一方、志々雄一派に身を寄せた蒼紫に翁は闘いを挑む!
京都大火のため、志々雄のアジトに十本刀が集結した。生と死の間の修行で、奥義「天翔龍閃」を会得した剣心は、左之助、斎藤と合流。京都大火の裏に隠された志々雄のもう一つの狙いに気づく!
アジトにいる蒼紫を必ず連れて帰ることを操に約束し、剣心、左之助、斎藤は決戦の場へと向かった!決戦の一番手・左之助に対し、十本刀は救世を求める“明王”の安慈…因縁の対決が始まった!!
葵屋に十本刀が向かったことを知った剣心は、“盲剣”の宇水の相手を斎藤に任せ、次の相手、“天剣”の宗次郎の元へと急ぐ。しかし、その剣心を再戦の約束を果たすため、蒼紫が待ち受けていた!
“飛翔”の蝙也を弥彦、“大鎌”の鎌足を薫、操の奮戦で倒す。しかし、“破軍”の不二の人間離れした力に葵屋は破壊され、窮地に陥る。皆があきらめかけた時、比古清十郎が助っ人に現れた…!!
十本刀最強の宗次郎を破った剣心!最後まで不殺を貫いた剣心に、宗次郎は何が正しいのか見極めるため、志々雄の元から離れることに…。そして、剣心は志々雄のいる「大灼熱の間」にたどり着く!
意識を取り戻した剣心と肉体に時間制限のある志々雄の、限界を越えた闘いは熾烈を極めた。天翔龍閃対終の秘剣・火産霊神、互いの最強の技がぶつかりあい…時代が選びし勝者は剣心か志々雄か!?
志々雄一派の野望を死闘のすえ打ち砕き、帰京した剣心達。闘いのない平和な日常も束の間、抜刀斎に恨みを持つ六人の男達が集結。天が裁かぬ罪を己の手で裁く――人誅のため、復讐を開始した!!
雪代縁が十日後、神谷道場を総攻撃すると宣戦布告してきた。首謀者が、かつてその手で斬殺した妻・巴の弟・縁と知り、苦悩する剣心。しかし、薫達のいる今を守るため、闘うことを決意する…。
時は幕末、剣心は「新時代」のため、人斬りとして剣を振るっていた。その剣心に許嫁を殺され、剣心の命を狙う「闇乃武」の手の者となった巴。が、いつしか二人は互いにひかれあうようになり…。
許嫁を殺した剣心を愛してしまった巴…「闇乃武」との闘いの中、巴をその手にかけてしまった自分…等、過去の因縁を剣心は薫達に語った。それから十日後、縁達が気球に乗って神谷道場に現れる!
闘いの膠着状態を破るために、参號夷腕坊猛襲型と外印が地上に降り立った。戦局は三分化された!対するは左之助対戌亥番神、弥彦対乙和瓢弧、そして剣心対外印操る参號夷腕坊!それぞれの勝敗の行方は!?
斎藤一が八ッ目を倒し、地上に降りた五人全てを撃破した剣心達。縁は人誅を完成させるべく、地上に降り立つ。剣心体縁…飛天御剣流対倭刀術…因縁の私闘に純然たる決着をつけるための激闘が今、はじまる!!
白梅香の香りに導かれた先で、剣心達が見たものは、頬に十字傷をつけられ、胸に刀を突き立てられた薫の無残な姿だった。またしても大切な人を守りきれなかった自責の念で、剣心は「落人群」にその身をおとす…。
鯨波兵庫が脱獄!抜刀斎を求め、街へ侵入しようとする鯨波を喰い止めようと、弥彦は警官達と立ち向かう。弥彦を案ずる燕は、剣心のいる落人群へと走るが…。助けを求める少女の声は、剣心の心に届くのか!?
剣心の復活を知らず、左之助は信州のとある宿場町にいた。上質の絹糸が集まるその宿場を狙う侠客・不動沢に腕を買われ、邪魔者の始末を頼まれる左之助。ところが、その邪魔者とは左之助の父・上下ェ門だった!
剣心達の前に立ちふさがる呉黒星の護衛者「四星」!斎藤対青龍、蒼紫対朱雀、左之助対白虎、弥彦対玄武…それぞれの闘いの行方は!?そして、再び始まった縁との私闘の果てに、剣心は「答」を見いだせるのか!?
飛天御剣流奥義・天翔龍閃対狂経脈倭刀術・虎伏絶刀勢…永きに渡る私闘決着のため、互いの最強の剣が今、放たれる!勝者は剣心か縁か!?明治剣客浪漫譚、感動の完結巻!!読切「メテオ・ストライク」同時収録。
漫画を読み始めた初期に読んだ記憶! アニメ化、映画化もされていて世代を超えて作品が続いているのが嬉しい! キャラの個性や戦い方、舞台の背景などこだわって作られているるろうにの世界観がずっと好きです!
剣心のおちゃらけキャラと抜刀斎としての、シリアスキャラとのギャップが好きです。 「おろ?」って言ってる時の剣心の顔が可愛いです。 笑える場面や、興奮する場面、涙する場面もあるし、歴史を交え描かれているので そこも楽しみながら読むと最高に面白いです。
続編の北海道編もある程度巻数たまってきたので、いっちょ全編通しで読んでみようかと改めて読みなおしてみました。 連載開始がもう28年かと思うとビビるのですが、それでも色褪せない魅力と、絵も古く感じないのは圧巻の一言。 名作中の名作なので内容というよりは、好きな点をいくつか。 全28巻のうち大きくは以下の構成。 ーーー 東京編 (1~6巻) 京都編 (7巻~17巻) 人誅編 (18巻~28巻) ーーー こうして通して読むと、剣心は常に人斬りだった過去の何かと闘っていますね。 東京編では、エピソード的に過去の敵だった人間たちと、京都編は人斬りの後継者だった志々雄、人誅編は過去の因縁。 幕末から明治にかけての激動の時代は、その後自分自身何冊か時代小説を読んでから、改めてるろ剣を読むとまた違った印象をうけます。 過去に囚われた敵キャラたちに、小学生時代では なんでこんな昔のことにこだわっているんだろ? ぐらいだったのですが、今だったらよくわかる。そういう時代だったんだなと敵キャラにも未練を超えた執念を感じさせてくれる。(しかし、縁、おめーはダメだ。あと雷十太。) 大人になった今、もう一度読み直すと、そういう面で敵の魅力がグッとまして見えます。 土方歳三的な負けても生き様をみせてくれる感じ。 ここがスゴク素敵です。 次に、これは内容というよりは本編のおまけである制作秘話。 本作には話と話の幕間に、さらっと登場人物の制作秘話がのっていて(電子版では割愛されるかと思ったが載ってて良かった!)これがすっごい面白いんです! 「〇〇のキャラにインスパイアうけて」 (たいてい、ゲームのサムライスピリッツ) とか、言うわなければ気づかないことまで言ってくれるし、あまつさえ 「もろパクリです」 という暴露とともに、謝罪までする始末。 小さい頃は、あ、そんなことまで言うんだと妙な新規感を覚えていたのですが、この歳になると更に尊敬の念がでる。 仮に影響うけたとしても、自分のものとしちゃうズルさが大人にあると思うのですが、それをしない潔さ。 これも本作、というか著者さんの魅力ですね。 いずれにせよ、王道なバトル展開は、昔と変わらず面白く青春時代を思い出させてくれます。
漫画を読み始めた初期に読んだ記憶! アニメ化、映画化もされていて世代を超えて作品が続いているのが嬉しい! キャラの個性や戦い方、舞台の背景などこだわって作られているるろうにの世界観がずっと好きです!