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小説家志望の江波くんは理想の処女作を書き上げるため、実生活で運命のヒロインと出会いを待ち続けているという思い込み激しい系の陰キャ大学生です。 しょっちゅうカワイイ女の子との遭遇イベントを発生させてるのですが、なんだかんだ理由をつけて「ドラマチックじゃない!不採用!」とすべてのフラグを叩き折り、自らの殻に篭もろうとするありさま。読んでる側としては「十分ドラマチックだから!」とキレそうになること間違いなし。えっ…選り好むな…! 情けない態度ではありますが実のところ「これくらいのドラマではいい小説を書けないかもしれない」という執筆へのプレッシャーからきているものなのです。単純なロマンチストというわけではなく、江波くんの場合は女性との距離と創作への怯えが密接に結びついていて、これが面白いところですね。 そんな彼のイカれた生態に目をつけたのが同級生の清澄さんで、この女もヤバい。江波くんの自我が苦しむさまを見ることに快楽を覚える愉悦系ヒロインで、彼の周囲をかき乱し続けます。江波くんVS清澄さんの自我バトルが衝撃の形で決着する最終回、見届けてほしい。 江波くんの生き様を通じ、創作と自意識が孕む闇が炸裂しながらも面白かわいく描かれています。身に積まされながら楽しく読めました。江波くんのデビュー作読んでみたいですね。
ANAGUMA
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タイトル
本文
江波くんは生きるのがつらい
江波くんは生きるのがつらい
藤田阿登
藤田阿登
あらすじ
意気込んで入学した大学の文学部は女の園。“文学”を志す青年・江波は、気が付けば一人、孤独に過ごす日々。私小説でのデビューを目論む彼は、物語の“ヒロイン”に相応しい“運命の相手”との出会いを求めて…!? 純情ロマンティック・コメディ!
江波くんは生きるのがつらい 1巻
意気込んで入学した大学の文学部は女の園。“文学”を志す青年・江波は、気が付けば一人、孤独に過ごす日々。私小説でのデビューを目論む彼は、物語の“ヒロイン”に相応しい“運命の相手”との出会いを求めて…!? 純情ロマンティック・コメディ!
江波くんは生きるのがつらい 2巻
文学部に通う大学生男子・江波。私小説でのデビューを目論むも、理想の高さ故に小説を書くことができない江波だが、一癖ある文芸部サークルの面々や、様々な女の子たちとの出会いの中で、名作への一歩を踏み出しはじめる!???
江波くんは生きるのがつらい 3巻
“文学”を志し、小説を書こうと臨む男子学生・江波。江波を困らせ楽しむ清澄に振り回されながら、己のヒロインと出会うことを諦めかけた江波の前に現れたのは――!?! さらに、引きずり込まれた文芸サークルでハプニング発生!? 自尊心と羞恥心、理想と孤独に苛まれる現実は生きづらい! ネガティブキャンパスライフを送る江波の変化球ラブコメ、どうなる!?
江波くんは生きるのがつらい 4巻
『嗚呼、生きるのがつらい。』小説家を志す文学青年・江波は今日もネガティブ考えすぎライフを継続中。清澄さんとの“触れ合い”を経て、二人の関係はどこへ向かう…?きららベースで脅威の閲覧数を誇る大人気変化球ラブコメ、待望の完結巻!
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