あらすじ法学部三年の田宮が、純粋な学問への興味から選んだゼミは超楽勝ゼミで知られる通称・龍三研究会(たつさぶゼミ)! 田宮以外は、付属高校出身のお気楽な金持ち連中ばかりの中で、ひと際ケーハクそうな代議士の息子・藤堂に、ほのかな友情を抱き始める田宮。一方、藤堂は田宮に自分と同じゲイの匂いを感じているのだが…。良家の子女が集う名門大学を舞台に繰り広げられる、一風変わったキャンパス・ラブ・ストーリー「1限めはやる気の民法」がついに文庫で登場!(この作品はボーイズラブ作品となります。)
よしながふみ先生って法学部卒なんだよな〜ということをぼんやりと思い出しながら読みました。その経歴が存分に活かされていますね。普段はBLを読まない私でも入り込みやすかったです(※性描写はガッツリあります)。主人公とその恋人が大学を卒業してからのエピソードも収録されているのですが、彼らが年を取るごとに「きのう何食べた?」のシロさんとケンジにビジュアルが似てくるような気がしました…。 2人以外のエピソードで印象的だったのは、同級生の女の子が自分のエッチな写真を恋人に投稿されて大学中の噂になってしまったけど、これをきっかけに弁護士になることを決意した話。恋人を責めなかったことが胸に刺さりました。