あらすじ

ついに気持ちを確かめ合った、野瀬亘(のせわたる)と戸狩仁(とがりじん)。しかし、ほんのわずかの甘いひとときは過ぎ去り、再び別れが訪れるのだった。「酷くされるのが好きな子だから、楽しめるだろう」稲本(いなもと)に催淫効果のある薬を打たれ、強制的に発情させられてしまった野瀬。取引相手の男達に、敏感な身体を差し出すことになり――!? 野瀬の復讐の行方は? そして、戸狩の取った行動とは!? 相性最悪な二人が紡ぐエロティック・ハードラブ、最終回!
抱かれた数だけ犬は溺れる file.1

「生きてるって感じるくらい、乱暴にしてくれ」元ヤンの若手刑事・戸狩仁(とがりじん)は、引っ越し先のマンションで、粗野だが美しい顔立ちの青年・野瀬亘(のせわたる)の隣人となる。ほのかに香る女の香水の匂いに、情事の跡。“嫌いな人種だ――”そう直感した戸狩だが、その後捜査現場で彼と遭遇。野瀬が年上の捜査官であると知り驚愕する。さらに後日、首筋に新たな跡をつけ、気だるげな様子の野瀬に押し倒された戸狩は、強引に跨られセックスさせられてしまい……!? 相性最悪な二人が紡ぐ、エロティック・ハードラブ!

抱かれた数だけ犬は溺れる file.2 前編

「触るな……そのまま大人しく寝転がってろ」元ヤンの若手刑事・戸狩仁(とがりじん)は、引っ越し先で隣人となった年上美人捜査官・野瀬亘(のせわたる)に押し倒され、突如フェラをされた挙句強引に乗っかられてしまう。ろくに慣らしてもいないソコは戸狩をキツく責め立ててきて、しかしこちらから触ることは許されず、痛みと快感に喘ぐ野瀬にただ身を任せるしかなかった。コトが終わった後も、戸狩は久々のセックスと野瀬の熱に侵されていて――。相性最悪な二人が紡ぐエロティック・ハードラブ、第2話前編。

抱かれた数だけ犬は溺れる file.2 後編

美女に扮した謎の美青年・涼香(すずか)のもとへ通う、刑事の戸狩仁(とがりじん)。晒されたヤケド跡に臆せず触れてくる涼香の手に、戸狩の身体が反応する。“オレは、この肌を知っている気がする”先輩刑事・乙名(おつな)の頼み、既視感を覚える甘い香り……。涼香に一層の興味を抱く戸狩だが、ヤケド跡の由来を尋ねられ、触れられた熱と共に過去が呼び覚まされる。それは、苛烈な悔恨の記憶で――。相性最悪な二人が紡ぐエロティック・ハードラブ、第2話後編。

抱かれた数だけ犬は溺れる file.3 前編

年下で生意気な刑事の戸狩仁(とがりじん)に、一方的に何度もイかされ、気持ち良くされてしまった野瀬亘(のせわたる)。翌朝目が覚めると、隣には無防備に眠る戸狩の姿があった。「お前だって本当は、オレのこと乱暴にしたいくせに」“酷く抱いて欲しい”という願いを聞き届けなかった戸狩。いつもと違う体温、息づかい―― 肌の匂い。そんなものを感じてしまった野瀬は、今までとは少し違う感情を抱き始めていて……。相性最悪な二人が紡ぐエロティック・ハードラブ、新章開幕。

抱かれた数だけ犬は溺れる file.3 後編

「オレ、稲本さんの物ですから」稲本組の組長・稲本壮(いなもとそう)に“涼香(すずか)”と呼ばれ、口で奉仕する野瀬亘(のせわたる)。薬を盛られ、喉奥を突かれながらも恭順の意を表すが、内心では憎悪を滾らせていて……。稲本と別れた後、疼く身体をもてあます野瀬が無意識に求めたのは戸狩仁(とがりじん)の存在だった。しかし、野瀬はとある過去とその復讐のため、独りで生きる覚悟を決めており――? 相性最悪な二人が紡ぐエロティック・ハードラブ。

抱かれた数だけ犬は溺れる file.4

「あんたといると、凶暴な気持ちになる」戸狩仁(とがりじん)から逃げるように、隣の部屋を引き払った野瀬亘(のせわたる)。そんな野瀬に対し、戸狩は矛盾した感情を持て余したまま、想いの丈をぶつける。不器用なくどき文句が心に刺さり、惹かれてしまっている自分を隠しきれなくなった野瀬。『これが、最後だから』そう自分に言い訳をして、少しだけ素直に戸狩を求めてしまう。そんな野瀬に一層惹かれ、溺れていく戸狩。しかし、終わりの時は近付いていて――。相性最悪な二人が紡ぐエロティック・ハードラブ、ついにクライマックス突入!

抱かれた数だけ犬は溺れる file.5

ついに気持ちを確かめ合った、野瀬亘(のせわたる)と戸狩仁(とがりじん)。しかし、ほんのわずかの甘いひとときは過ぎ去り、再び別れが訪れるのだった。「酷くされるのが好きな子だから、楽しめるだろう」稲本(いなもと)に催淫効果のある薬を打たれ、強制的に発情させられてしまった野瀬。取引相手の男達に、敏感な身体を差し出すことになり――!? 野瀬の復讐の行方は? そして、戸狩の取った行動とは!? 相性最悪な二人が紡ぐエロティック・ハードラブ、最終回!