あらすじ変な兎の変な話なのに、なんと、感涙の最終回!! 高い鼻と自在に動く耳を持つ鼻兎。外国人を旦那に持つ猫・ニニコ。いつもみんなにいじられているバカ犬に歌を唄うソーメンやメンツユ師匠まで交えて贈る変なお話、オンパレード!! 鼻兎の絵描き歌やなぞなぞまで最終巻はてんこ盛り!! “鼻兎、遊んでいるけど、金はある”“ニニコ家は、猫が3匹、あと外人”“犬の父、風が吹いてはホラを吹く”など「鼻兎川柳」も同時収録。
鼻兎はかわいい。楽しそうに生きている。 家族も知らない、誕生日も知らない。いぬはおもしろい。 小林賢太郎と鼻兎はあまりに顔が似ているので、ついつい重ね合わせて読んでしまう。となると、いぬは片桐さんかなあ。 かわいいゆるーい漫画だけど、そこはかとなく漂う孤独の匂い。 自らの背景を何も知らない真っ白な鼻兎に小林賢太郎を見てしまうのは、舞台美術をほぼ使わないのにあるべきものが見えるラーメンズのコントに通ずるものがあるのかもしれない。 小林賢太郎信者は深読みしまくって、それ以外のひとはサラッと読める漫画だと思います。