ビジネスホテルを中心に全国でチェーン展開する「サイコーホテルグループ」運営部に所属するサラリーマン・泊優太郎。温厚質実を絵に描いたようなホテルマンである彼の仕事は、傘下のホテルをまわって売り上げを調査したり、オペレーションがきちんと行なわれているかチェックすることだ。そして時には、表沙汰にできないようなお客様のトラブル処理だってしなければならない。そんな泊にある日、「博多のホテルでトラブル発生!」との緊急連絡が入った。さっそく新幹線で急行した泊は、降り立った博多の駅でひょんなことから巨乳キャリアウーマンのおっぱいをわしづかみしてしまい、ビンタを食らってしまう。到着早々、博多女の強烈な洗礼を受けた泊だったが、トラブル相手の会社との交渉を翌日に控え、地元ホテルの担当者と中州の屋台で打ち合わせがてらいっぱいやることに。すると、その屋台に一人の女性客が入って来た。ブラウスの胸ボタンが今にもはじけとびそうな巨乳―― 見れば、駅で泊を張り倒したあの女性ではないか! おまけに彼女こそ、トラブル相手の会社の交渉担当者だという。泊、絶体絶命!
杜の都で燃え上がる大人の恋! 「私、大学の頃から泊先輩に憧れていたんです!」――スケスケシースルードレスを身に纏い、そう告白しながら自慢の美尻を押しつけてきた大学の後輩・伊達青葉。だがそれは、サイコーホテル仙台の仕入れ担当・路畑が、自ら行なっている不正を調査に来た泊の口封じのために仕掛けたワナだった! さらに泊が宿泊するホテルの部屋に深夜押しかけてきた青葉は、意外な事実を口にして泊を誘う。「私、3年前に離婚したんです。それ以来ずっとひとりで……だから寂しくて、体が疼くんです」乳首丸見えブラに真ん中オープンのパンティという艶めかしい姿の青葉に、泊もガマンできず……。ワナに嵌めるはずの泊の、激しくも優しい愛撫テクに身悶えし快楽の波に呑まれてゆく青葉。やがて二人はひとつになり、同時に絶頂に達した。だがこの愛の営みは、路畑が部屋に仕掛けていた隠しカメラでその一部始終が録画されていたのだった。口封じの最強の切り札を手にした路畑は、不正行為の証拠を掴み自分を告発しようとする泊を自信満々で恫喝する。泊優太郎絶体絶命!のはずだったが……。他に、思い込みが激しい広島の就活女子大生に泊が振り回される、広島女子編も収録。
国友やすゆき先生の遺稿のこのマンガの存在は知っていたがたまたま今回見かけてから買って読みました。 なんというかサイコーでした。「ダブル~背徳の隣人~」や「時男~愛は時空を超えて~」「ウタ★マロ~愛の旅人~」もすごいんですが、それと良い勝負いやそれ以上のポテンシャルを秘めて名作になりえたかもしれないのに途中で終わってマジで残念。俺の読む雑誌から国友やすゆき先生の連載が消えてからわかったんですがこの人マジで偉大でマンガ雑誌とかで重い話を読んだ後にこの人のマンガを読むと精神がニュートラルに戻って良い感じで雑誌というものを楽しめていたんだなとつくづく思ったりする。