「部屋、移ってもいい人」「………………」 棲みついた妖精さんや、来訪する妖精さんが結構増えました。人間さんの住む部屋は、いつも妖精さん達でぎゅうぎゅうです。水の妖精ルサールカさんに加え、四大精霊のサラマンダーさんやウンディーネさんも居着いてしまい、アパート在住の妖精さんは増えるばかり。その為か、最近の妖精さんは狭い部屋を飛び出し、外に遊びに行くことが多いようです。川に行ってはケルピーたち水の妖精を釣り上げ、森に行っては蟻のように小さくなったムリアンを捕まえ、コ○ケ会場に行けば芸術(主に漫画)を愛する妖精リャナンシーさんと同人誌購入にいそしみ――。気ままな妖精さんたちに振り回されつつも楽しい妖精同居コメディ、第3巻。
「まさに家も吹き飛ぶ旨さよ」「もう黙って」酒好きの妖精さんたちが集まって、酒盛りを始めました。踊る子、増える子色々いて、宴もたけなわなご様子です。すっかり妖精さんたちのたまり場となってしまったのアパートには、今日もお客さんが来ている様子。お酒好きのアビーラバーさんが始めた酒宴ではピクシーさんがアパートの壁を壊してしまうし、オーガさんの就職活動の面倒をなぜかみる羽目になったりと、持ち込まれるのはトラブルと無理難題ばかり。気晴らしにとエサソンさんが招いてくれた妖精の果樹園では、苦手な虫の妖精さんや、『人間を誘惑する』正統派(?)な妖精さんとの出会いも待っていて……。多彩な妖精さんたちとの、にぎやか同居コメディ第4巻。
「みんなでおでかけかい? 寂しくなっちゃうね」妖精さんたちとのにぎやかな同居暮らしも随分長くなりました。お迎えが来たり、引っ越し先を探したり…最後まで慌ただしい日々。最初はコボルトさんとピクシーさんだけだったこのアパートも、気付けばたくさんの妖精さん達が棲みつくようになりました。人間さんが大学卒業に向けて卒論を進めるなか、ジャックフロストさんにはケラッハヴェールおばあちゃんが、ケットシーさんには庭戸さんという保護者がお迎えにやってきて、にわかにアパートにお別れムードが漂いつつあります。そんな時、人間さんにアパートの持ち主の親戚から連絡が舞い込んできて……。人間さんと妖精さんのアパート暮らし、大団円(?)の第5巻!