僕は咎人の君を、救う。母との思い出が詰まった屋敷を冒涜したノアールは、悲惨な過去を背負っていた。クリスは“友人”として彼を救うことを、神と、亡き母に強く誓う。しかしそんな幼く脆い使命感と正義感は、ノアールにとって、饗宴を彩る供物に過ぎなかった。クリスが享楽の地へ堕ちてくるのも、もう間も無く…。だがノアールもまたその心身を、新上海の魔に搦め取られていることに気付いていなかった…。享楽の深淵で、二人が見たものとは――?醜悪で美しい衝撃の結末、ネオシノワ・ピカレスク――完結。【収録内容】・第7話~第12話・あとがき・電子限定特典(描き下ろし漫画&イラスト集)