あらすじ

亡き旦那さんを一途に想いつつも、若大将の言葉が、そして彼の存在が裡にひろがっていくことに怯える先生。葛藤は次第に膨れあがり……。
君に捧げる私の祈り 1

「彼に抱かれてきなさい」亡き旦那さんの形見である日傘。そこに浮びでる旦那さんの筆跡は、先生と旦那さんの秘密の会話。そしてその会話を知る唯一の存在が若大将――『彼』だった。旦那さんの言葉に従うことが想いの証明だと信じ、一回り以上年下の若大将に抱かれる先生。若き猛りに乱れながらも、先生の一途な想いは……。

君に捧げる私の祈り 2

亡き旦那さんを一途に想いつつも、若大将の言葉が、そして彼の存在が裡にひろがっていくことに怯える先生。葛藤は次第に膨れあがり……。

君に捧げる私の祈り 3

「旦那さんのこと好きなの?」 長く培ってきた旦那さんとの関係に、その想いを疑われたことに怒る先生。それでもまっすぐ想いをぶつけてくる若大将に先生は……。その時、日傘に浮かび出る旦那さんの言葉、そして先生が真に望むこととは――。

君に捧げる私の祈り 4

矜持の仮面を外し、若大将の愛撫に乱れる先生。互いの名を呼びあい、想いの通じ合ったふたりは本能のまま溺れていく……。最終話――いずれはくる別れ。そして愛する人に願うことは……。