あらすじ変なマンガ。しかしこの切実さは何なのだ!? 時代と切り結ぶ不条理マンガ短篇集! 私は「J」。森に囲まれた小さな家にいる。あの森の向こうは知らない。ある日森の奥からやってきた「N」。彼女は私を探しにやってきたらしいのだが…。奇妙な感動がここにある! 意識の深淵のさらに奥… そこからの眺めは? 「マンンションは完成しました。」「アメリカという国」「ガム」を併録。
光あれと神が言ったから光ができたのと同じで、言葉や概念を与えられてはじめて「それ」を「それ」と認識できる。 マンションだってアメリカだって言葉を与えられたから認識しているだけで、わたしが想像しているものとは全く違う姿を持っているのかもしれない。自分とか明日とか見たこともないけど当たり前だと思っているものなんて、吹けば飛ぶようなものなんだなと感じた。 そんなこと考えて書いてねえよ意味なんかねえよ、みたいに作者が思っていたらそれはそれで凄く素敵だなあとも思いました。