あらすじ1945年9月9日、深夜の第三埠頭。新橋の利権をめぐる争いは、五凶星(ごきょうせい)と呼ばれる男たちの登場で、その様相を一変させた。刻一刻と激しさを増す戦い。次々と倒れゆくザジに近しき男たち。自らの無力さを噛み締めるザジの前に現れたのは、思いもよらぬ人物だった。そこで語られる、ザジにまつわる秘密の一端。そして物語は、「終わり」と「始まり」を迎える。