あらすじ料理人としての才能を見出され、有名シェフ・メグレーの店で働くことになったジルベール。初めてできた部下や芸術家が暮らすアパートの隣人たちなど、個性的な面々との出会いに戸惑いつつも、気弱な青年は一流シェフへの道を歩み始める――。腕は一流、心は三流。気弱な料理人成長記!
感覚が敏感なジルベールさんが、職場やアパルトマンの住人たちと触れ合いながら心を溶かし成長していく。 彼だけでなく個性豊かなキャラクターたちも、各々問題や苦悩抱えている。 人を理解するって難しいけど、 「人と違う」を「その人のよさ」と受け止め個性や性格として受け入れて日々を楽しんで暮らしているところは、フランスだなぁ。日本ではまだまだ難しいですね。 読みやすいし楽しめる良い作品です。