あらすじ結婚の許しを得るため、愛する直樹の故郷へ行くことになったあずさ。彼の両親は親に反対されて駆け落ちし、逃げた先の女鳴き岩の中で初めて結ばれ、直樹が産まれたという。しかし、その後4人もの子を流産してしまった直樹の母は、いつしか心の病に侵されてしまった…。父が結婚に反対しようとも、そんな母にだけは、あずさを見せたいと言う直樹。だが、山間にある彼の故郷へ向かう車中で言い知れぬ不安に襲われたあずさは、直樹との結婚を決めた時、何者かから脅迫状が送られてきたことを思い出し…。