あらすじ

最愛の「三船 達久」(ミフネ タツヒサ)が消えてしまったショックを吹っ切ろうと、教師を辞め、別な人生を歩み始めた「唯 龍一郎」(ユイ リュウイチロウ)。達久が消えてから2年。欠けた心のまま漠然と生活をしていた唯は、雨の中で傘もささずに橋の上から飛び降りようとしている男「高島 双葉」(タカシマフタバ)を見かけ、思わず引き留める。拾ってくれたお礼にと、唯をラブホテルへ誘い「好きにしていいよ…」と言う双葉の姿が、なぜか達久と重なり――…。
だって、お前に触れるから!1巻

この学園に出るという幽霊の噂話で盛り上がる女子学生をつまらなそうに眺める「三船 達久」(ミフネ タツヒサ)。くだらないと思いつつも授業をサボろうと立ち入り禁止の屋上にやってくるが、やはりそこには誰もいない。やっぱりくだらないと思って振り返ると、いつの間にか見知らぬ教師「唯 龍一郎」(ユイ リュウイチロウ)が座っていた!お互い気づかなかったのか、心底驚くふたり。「昼間からユーレイ見るとは思わなかった」と強がる達久に対して、「は?」と呆れ顔の唯。サボりを指摘されて仕方なく教室に戻る達久だが、教師のことを考えると胸騒ぎが止まらなくなり……?「早く会いに行かないと…! あいつが待ってるから!」くたびれた教師とツンデレヤンキー、時を越えたふたりの再会の行方は!?

だって、お前に触れるから!2巻

授業をサボって屋上で過ごす「三船 達久」(ミフネ タツヒサ)のもとにやってきたくたびれた教師「唯 龍一郎」(ユイ リュウイチロウ)。長い時を経て結ばれたふたりは人目を忍ぶように愛を育んでいた。しかし、なんだか最近は唯が随分疲れ気味な様子。気になった達久は授業中の唯を観察に向かうが、気づかれるはずのない達久にひとりの学生が視線を合わせる。逃げるように屋上へ戻った達久だが、謎の学生「四季 始」(しき はじめ)に詰め寄られ……。「あんまりべったりしてるとあの先生死ぬよ」自分のせいで唯が死ぬ!? 衝撃的な未来を予言された達久がとった行動は!?

だって、お前に触れるから!3巻

いつも屋上でサボってばかりいる「三船 達久」(ミフネ タツヒサ)と、たまたま一緒に帰ることになり仲良くなった「唯 龍一郎」(ユイ リュウイチロウ)。天真爛漫な達久の笑顔が可愛く見えてやばい……!その勢いで思わず達久に気持ちを伝えてしまった龍一郎に、達久は「放課後答えるから」と言ったのだが──そんな過去の夢から唯が目覚めると、唯の部屋なのに達久が傍で眠っていた!「置いていかれる気がしたんだよ……」そう言う達久にたまらなくなった唯は──!?

だって、お前に触れるから!4巻

屋上だけでなくあちこちで幽霊が出る……そんな噂が流れている校内。それを耳にした四季が保健室に向かうと、案の定いたのは「三船 達久」(ミフネ タツヒサ)。なぜ屋上以外にもいられるのか。記憶が曖昧だという達久に四季は何かに気づく。そこへ教師の仕事で疲れ果てた「唯 龍一郎」(ユイ リュウイチロウ)がやってきて達久に甘え始めたので四季は呆れて出て行ったのだが、四季との会話で記憶が曖昧なことが急に不安になった達久は、それを埋めるように唯のぬくもりを求め──!?

だって、お前に触れるから!5巻

幽霊が出ると噂の屋上が閉鎖されることになり、校内ではその話で持ち切り状態。そんな中、「唯 龍一郎」(ユイ リュウイチロウ)と「三船 達久」(ミフネ タツヒサ)は噂話の根源について独自の考えを話す「四季 始」(シキ ハジメ)の話に耳を傾ける。お互いに語り合う達久と唯。ふたりは“来るかもしれない別れの時”を恐れ強く想いを伝えあうが──…。

だって、お前に触れるから!6巻

最愛の「三船 達久」(ミフネ タツヒサ)が消えてしまったショックを吹っ切ろうと、教師を辞め、別な人生を歩み始めた「唯 龍一郎」(ユイ リュウイチロウ)。達久が消えてから2年。欠けた心のまま漠然と生活をしていた唯は、雨の中で傘もささずに橋の上から飛び降りようとしている男「高島 双葉」(タカシマフタバ)を見かけ、思わず引き留める。拾ってくれたお礼にと、唯をラブホテルへ誘い「好きにしていいよ…」と言う双葉の姿が、なぜか達久と重なり――…。