あらすじいま二人を繋ぐのはチェロの音だけ―― 縁からの提案でライブを行うことになった鉄雄は、はじめて自分で作った曲を人前で披露することになる。一方、鉄雄の兄・哲郎のもとには郁未の所属する事務所から仕事の依頼がきて―― チェロを愛した少年と、チェロに愛された少年。それぞれの信じる道を歩み始めた、待望の第4巻!!
恋愛要素がほとんどない正統派の音楽モノ。 扱う楽器がチェロというあたりが渋い。 突然現れた天才チェロ少年に対し、劣等感を募らせながらもコツコツ努力する主人公には好感が持てる。 そのライバル関係に重きを置いて描かれているため、コンプレックス描写が重苦しく辛いが、徐々にそこから解き放たれていく姿がいい。