あらすじ

超能力者が『P』と呼称され、「人々を混乱させる者」として迫害されるA500年代。P狩りの先頭に立つI市評議会議長のゲオルグ3世に賛辞を送る8歳の少年クァナがいた。しかし、皮肉にも数年後、クァナは透視能力に目覚めてしまい、ゲオルグ3世の残虐な本質を知ることになる――!北原文野の傑作「Pシリーズ」決定版!
クァナの宴(1)

超能力者が『P』と呼称され、「人々を混乱させる者」として迫害されるA500年代。P狩りの先頭に立つI市評議会議長のゲオルグ3世に賛辞を送る8歳の少年クァナがいた。しかし、皮肉にも数年後、クァナは透視能力に目覚めてしまい、ゲオルグ3世の残虐な本質を知ることになる――!北原文野の傑作「Pシリーズ」決定版!

クァナの宴(2)

Pへの迫害は激しくなっていたが、一方で無実のPを助けながら、Pと人間が理解し合う日の訪れを願う者も少数ながら現われ始めていた。Pとして、またその弾圧を非道に推し進めるゲオルグ3世の甥として、自分のとるべき道を模索するクァナ。だがゲオルグ3世の憎悪の刃は、クァナの父にばかりか、兄・クァニにまで向かおうとしていた!!