あらすじ

20歳という若さで遠い異国に嫁ぎながら、その3年後に若くして逝ってしまった紫子(ゆかりこ)。彼女の母が、残された百枚の着物の行方と、それに関わるさまざまな人々について語る。第1巻では、仕事一筋だった商社の社長秘書を恋に導いた青海波文様の訪問着を描く『青海波』、着物を愛する平凡な教師が美しくなる瞬間を描く『花紋』、他2話と、着物についてのマメ知識が身につく『きもの話』を収録。
衣ものがたり(1)

20歳という若さで遠い異国に嫁ぎながら、その3年後に若くして逝ってしまった紫子(ゆかりこ)。彼女の母が、残された百枚の着物の行方と、それに関わるさまざまな人々について語る。第1巻では、仕事一筋だった商社の社長秘書を恋に導いた青海波文様の訪問着を描く『青海波』、着物を愛する平凡な教師が美しくなる瞬間を描く『花紋』、他2話と、着物についてのマメ知識が身につく『きもの話』を収録。

衣ものがたり(2)

着物は人が身につけてこそ着物――。夭折した紫子が残した百枚の着物は、形見分けされ、新たな持ち主のもとで人々を輝かせる。第2巻では、夏帯とボーイフレンド探しに奔走するOLがぴったりの夏帯をみつける『夏帯さがし』、一枚の着物をめぐって三姉妹がそれぞれの輝き方をみつける『茶席にて』、他2話と、着物についてのマメ知識が身につく『きものの話』を収録。