あらすじ

徳川三代将軍家光の乳母として権勢を振るった「春日の局」こと斎藤福。この歴史上の偉人の、一人の心優しき女性としての生涯を三浦みつるが描く。マンガだからこそわかる歴史を生きた人々のリアルな息遣い。第一巻は明智光秀の重臣の娘として生まれた幼少時代から、夫のため、家庭を捨て将軍家の乳母として生きる決意を固めるまでの物語
春日の局 上巻

徳川三代将軍家光の乳母として権勢を振るった「春日の局」こと斎藤福。この歴史上の偉人の、一人の心優しき女性としての生涯を三浦みつるが描く。マンガだからこそわかる歴史を生きた人々のリアルな息遣い。第一巻は明智光秀の重臣の娘として生まれた幼少時代から、夫のため、家庭を捨て将軍家の乳母として生きる決意を固めるまでの物語

春日の局 中巻

将軍の世継ぎである竹千代の乳母となり、江戸城での生活を始めた福。竹千代は福にすっかりなつき、次第に実の母である将軍の妻・お江与を避けるようになる。腹を立てたお江与は竹千代を疎んじ、弟の国松を寵愛する。いつのまにか竹千代派対国松派の世継ぎ争いの図式を呈す江戸城。福はこの身に代えても竹千代を守ることを誓うのだが…。

春日の局 下巻

遂に徳川幕府三代将軍の座についた家光(竹千代)。福も将軍の乳母として天皇に謁見する名誉を賜る。天皇より「春日」の号を賜り、以後「春日の局」として絶大な権力を振るうようになったお福。しかし家光が世継ぎを作らない、将軍になれなかった忠長(国松)が不穏な動きをも見せるなど、悩みもいまだ尽きない。そして福自身にも次第に病魔の手が忍び寄る。