御様(おため)し御用を父から継いだ三代山田朝右衛門、通称首斬り朝!打首が行なわれる土壇場で様々な人間模様が繰り広げられる。
稀代の妖刀、千子村正が首斬り朝の元へ持ち込まれた。徳川家に災いを招くと言われる妖刀の裏で陰謀がうごめく!
暴利をむさぼる大商人たちに天誅を与えたさむらいたちが捕まった。しかしそれは首斬り朝の友人たちだった!
首斬り朝は修業のため矢竹を斬る旅に出た。向かった寺で尼僧に乱暴を働く男たちを目撃するが、その中の一人が権力者の息子だった!
初仕事で人質を犯人に殺されてしまった十手者の傘次郎は、自分の鎖十手の技に限界を感じて、首斬り朝に相談する。傘次郎は新しい技を修得できるのか!?
幕府の経費節減政策のため、死罪首打ちが凍結されてしまった。罪人であふれかえる牢屋では、囚人が囚人を殺す作造りが頻繁に行なわれはじめた!
江戸八百八町の全てに顔が利く、百尻組の跡取り息子を首斬り朝が首を打つことになった。数々の妨害の中、朝右衛門ただ一人が首打ちを行なう!
役人の刀や十手ばかりを狙う女盗賊があらわれた!十手を奪われた傘次郎は女の行方を必死に追うが、手がかりは河童の刺青だけだった。
真夜中に家のすぐそばで寝起きのまま心臓をひと突きされて殺害されるという不可解な事件が起きた。同じ手口で犯行を繰り返す犯人を傘次郎は捕らえることができるのか!?
傘次郎の見回り区域の雪駄屋と傘屋に困り果てた傘次郎は、首斬り朝に相談を持ち込んだ。そこで、伝馬町の牢屋敷に二人を連れて行くことになったが・・・
河童の新子と結婚した傘次郎だったが、些細なことから新子と喧嘩をしてしまう。相棒の弥吉から仲直りの秘訣を聞いて実行しようとするが・・・
河童の新子が奉行所から十手者になるように勧められた。気の進まない傘次郎をよそに、新子は喜んで引き受け、事件に挑む!