あらすじ慌てる詭弁少年【妄想】に哲学少女【達観】が迫り来る! 「愛って何なの?美味しいの?」って、いつもの相手にちょっと違和感……。雄弁に爆走する少女を詭弁で迎え撃て! 新感覚、哲学コメディ第2巻!!!
誰しも生きているうちに哲学に興味を持つことはあると思うが、これには危険もあって、周りが何も考えていないバカに思えたり、自分の悩みが哲学者のそれと同レベルだと勘違いしたり、知識量でマウントを取るようになったり、詭弁で論破とかしちゃったりする。そういう典型的に自己愛をこじらせた詭弁くんが、割と全部持ってる哲学さんとの対話によって開かれていく感じがよかった。やはり圧倒的な存在の前で自分の小ささを認めることが大事。 しかし「だーれだ?」の流れで「本質的に我々はなにもーのだ?」なんて言われたら一発で好きになっちゃうね。