あらすじ

【人生まだ諦めてないクズ男×男運のない男】前科持ちとなり、大学を中退した蒼介は、金の無心をしに病院経営をする実家へ戻ってきた。そんな時、寂れた町の一角で、家業のスナック「アケミ」で働く元同級生の静雄に再会する。女顔をからかい「アケミちゃん」と呼んでいた過去から苦い顔をする静雄だが、実家を追い出された蒼介は静雄の家に転がり込んでしまう。ケンカをしながらも少しずつお互いを認めていくふたりだったが、ある時、男性教師に無理やり関係を持たされた静雄の過去を知ってしまい――。
アケミちゃん
【人生まだ諦めてないクズ男×男運のない男】前科持ちとなり、大学を中退した蒼介は、金の無心をしに病院経営をする実家へ戻ってきた。そんな時、寂れた町の一角で、家業のスナック「アケミ」で働く元同級生の静雄に再会する。女顔をからかい「アケミちゃん」と呼んでいた過去から苦い顔をする静雄だが、実家を追い出された蒼介は静雄の家に転がり込んでしまう。ケンカをしながらも少しずつお互いを認めていくふたりだったが、ある時、男性教師に無理やり関係を持たされた静雄の過去を知ってしまい――。
僕らのミクロな終末

僕らのミクロな終末

「世界が終わるまで、あと10日ーー。」稀代のストーリーテラー・丸木戸マキが紡ぐ、異色の終末 × 恋愛ヒューマンドラマ!あと10日で、巨大隕石が地球に落下する。限界人生を送る社畜サラリーマンの真澄は、せめて残された時間を穏やかに過ごしたいと母校の大学図書館を訪れる。そこで10年ぶりに偶然再会した男・律は、かつて真澄を裏切り傷つけ、いまの底辺生活の元凶となった「この世で一番会いたくない昔の男」だった…。律はそんな真澄に、楽に死ねる薬を渡す代わりに死体処理を手伝ってほしいと、とんでもない話を持ちかけてくるがーー?
オリンピア

オリンピア

20年前に失踪した父が亡くなったと連絡をうけ、遺品整理にやってきた息子の礼央。そこで礼央は、麗しい美少年の姿をした「ラブドール」を見つける。物珍しさに吟味していると、そのラブドール・半朱(ハンス)は突然言葉を喋りはじめ……? 『ポルノグラファー』シリーズの丸木戸マキが描く、喋るラブドールとの不思議なひととき。※本作は「onBLUE vol.23」に掲載された読み切り作品です。
オメガ・メガエラ

オメガ・メガエラ

優れた性とされるα(アルファ)が支配する世界。αを産む宿命を背負うΩ(オメガ)の人生は、αの子供を持てるか否かにかかっていた――。財閥一家である婚家・英(はなぶさ)家で子を生せず疎まれていたΩ・犀門(さいもん)は、一人のΩの少年をαと偽り、英家当主の座を狙わせるのだが…!? 性別による身分社会で最下層の、Ωたちの闘いが始まる…!
ポルノグラファー

ポルノグラファー

現実は妄想よりスゴイ。ポルノ作家と俺の“代筆”のお仕事。大学生の久住(くずみ)は、ポルノ作家・木島(きじま)の腕を骨折させてしまい、口述筆記で代筆することに。仕事をはじめて数日。淫らな文章を読み上げる木島の声は久住の耳を責めたて、疼いた下半身は完勃ち状態に…。「抜いてあげようか? 口でしてあげる」からかわれた久住は、その日から木島で“エロい妄想”をするようになってしまい――? 純情大学生×思わせぶり官能小説家のお子様厳禁セクシャル・ワールド。
インディゴの気分

インディゴの気分

[ポルノグラファー]の過去編にして完結編、担当編集・城戸×若き日の官能小説家・木島のスピンオフ! ポルノ作家と俺の“言えない”お仕事―― 「さっきの…気持ちよかった?」【登場人物】◆木島(きじま)…純文学崩れのポルノ作家。蒲生田の弟子になる。◆城戸(きど)…官能小説の編集者。困窮する木島に執筆を依頼。◆蒲生田(がもうだ)…死期の迫る官能小説の大家。鬼畜なくせ者。(~本文より一部抜粋~)「じゃあ、こいつのブツをしゃぶれるか?」――イカせられたら俺の遺作はくれてやる。蒲生田の問いかけに、木島は訝しく眉をひそめた。あまりの提案に悪趣味だと狼狽する城戸だったが、木島の脳裏には、この仕事が絶対に欲しいと懇願してきた城戸が、あのとき握られた手の熱さが、よぎった。「やるよ。何てことないだろ、これくらい」そう言うと、城戸のまだ柔らかなそれを口に含み、いやらしく音を立てながら舌を這わせはじめる…。かつて憧れた男が跪き、淫らにその屹立を咥える光景は城戸の嗜虐心をひどく煽った。そして―――…。[ポルノグラファー]から遡ること数年。凡人の憧れ×天才の孤独を描いた、城戸と木島の“言えない”過去の物語。
目を閉じても光は見えるよ

目を閉じても光は見えるよ

体の隅々まで俺たちはその形や味を知り尽くしていたが、体以外はなんにも知らないのだった――… 人気AV男優の仁(じん)はある日、ゲイビ出演の話を持ちかけられた。そこで出会ったネコ男優の光(ひかる)と体の相性がよかったため、ふたりはバディを組み、頻繁に共演することになる。仁と光のバディは人気を集め、順調に売れていたが、実際は仕事上の体の関係だけでお互いのプライベートのことは全く知らなかった。しかしある時、ふたりは同じマンションに住んでいることが判明し…。フィクションの中から生まれる、ノンフィクションの愛を描いた感動作。光の過去を描いた、丸木戸マキデビュー作「水曜の朝、午前3時30分」も収録!