あらすじ人間によって捨てられた有毒な産業廃棄物を集めた島と知らず、家族旅行で訪れた水島さやか。しかし、旅行から帰ってくると、さやかの家族に次々と不幸が訪れる…。北川玲子が人間の心の闇を的確に捉え、多彩なストーリーで読者を恐怖へと陥れるホラー・コミック!!!
夜にひとりで読み始めて恐ろしくなった。少年漫画と少女漫画の中間のようなあどけない絵のタッチが、不思議な恐怖感を生み出している。個人的には、ホラー漫画では「目」の表現が重要だと考えているのだが、この漫画のメインキャラである唯佳の目力には、非常に力強いものがある。その目こそが、怪しげな生き物や、人間の心の闇を引き立ててくれるのだ。フツーのホラー漫画では物足りない、何か刺激を求めている方々にはぜひおすすめしたい。