あらすじぬいぐるみのタロは私にとって家族の一員。七年前、志狼が選んでくれたこの大きな熊は、今でも私の宝物だ。志狼とは、私の父と志狼の母が再婚して二ヶ月違いの姉弟になった。とは言っても、当時から志狼は我が蕪木家に入籍する事を頑なに拒み続けている。リミットは来年、18歳まで。入籍したら本当の姉弟だなーって、志狼は笑う。そんな志狼が私は好き。弟としての「好き」じゃなくて…。そんなある日、私の下駄箱にラブレターが入っていて…。続きを読む