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少年Ｇメン・花丘一郎は得意の変装を駆使し、事件の匂いのする場所へ潜入する。上司の命で、密貿易の疑いのある宝石店の警備員募集に変装して応募した一郎。一方、大蛇の目と呼ばれるダイヤが隠されているミイラを解体する広川博士は、ミイラの呪いで体が溶けてしまい…!?　謎の宝石店とミイラの呪い、二つの事件の繋がりとは…!!

タツマキと呼ばれる中学生の少年・龍野巻二は、自ら編み出した柔道の技を電撃投げと名付けた。しかし道場の先生から、柔道とは体を鍛え心を磨き、身を守るためのもの。ただ人を倒すだけの電撃投げは、今後絶対に使ってはならないと言われてしまう…。そんな時、タツマキに東京の中学に行って勉強ができるという話が。東京でタツマキを待っていることとは!?

明朗タイムスの少年事件記者・正堂明は、真夜中に大音量でラジオを聞くアパート、日暮荘の一室を警察官と共に訪ねる。その鍵のかかっていない部屋の中には、他殺体と思われる遺体が…。特ダネをスクープした明は犯人探しのため、日暮荘の近くに住む友人の家からアパートを見張るのだが、その夜はピアノの大音響が聞こえてきて…。謎が深まる殺人事件の真相は!?

力自慢の少年・駒之助を弟子にして金儲けを企む関取の横車は、逆に駒之助に投げ飛ばされ、大恥をかく。腹の虫が治まらない横車は、伊地野和留造と組み、駒之助に襲いかかる。運良く現れた花錦関に救われた駒之助だが、倒れた父親の入院に五十両もかかることがわかり、賞金を目指し花相撲に出場するが…。

柔術の新しい技を思いついた弥太郎少年は、師の高山登斎から竜巻投げと言う技名を授かった。だが登斎は、十年前に破門した悪田剛造に空手の一年殺しという技で倒されてしまう…。師の仇を取ろうと、野試合で悪田を追い詰める弥太郎の前に、柔道家の矢野正二郎が現れ、道を外しかけた弥太郎を説き伏せる。そして、柔術とは違う新しい柔道を教えるのだが、弥太郎は悪田と闘ったことから破門されてしまい…。

銃士に憧れる少年・ダルタニヤンは、銃士隊長トレビールに会うため、父親の紹介状を持ってパリに向かう。しかし道中で、顔に傷のある男に紹介状を奪われてしまったダルタニヤンは、紹介状無しでトレビールに会うことになり…。そして、ひょんなことから、誰もが畏敬の念を抱くアトス、ポルトス、アラミスの三銃士と決闘することになってしまったダルタニヤンは…!?

スノーダンの騎士・ジエムスが森の奥で出会ったのは、湖に浮かぶ小島に住む少女・エレン。彼女は無実の罪で国王から追放されたダグラス伯爵の娘であり、ジエムスこそ、ダグラス伯を追放したスコットランドの若き王であった。ダグラス父娘は黒鬼と呼ばれる高地の首領・ロデリックにかくまわれていた。エレンと彼女をとりまく人々の愛と感動のストーリー!!　ほか、武内つなよし雑誌デビュー作『燃えない紙』も収録。

江戸相撲の小結・ゴジラ川を草相撲で投げ飛ばした谷作は、ゴジラ川らに待ち伏せされ、大ケガを負う。息子の谷五郎は父親の仇を討つため、江戸にて大関・金竜の弟子となり、厳しい稽古に耐える。やがて実力が認められ、十両で初土俵に。鬼面山谷五郎と名乗り、颯爽と登場するはずだった谷五郎に、またもやゴジラ川たちの罠が…。