あらすじ
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。アビスの不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていく。アビスの緑に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?幻想と機械が入り混じる大冒険活劇、第一巻!★単行本カバー下イラスト収録★
5巻で黎明卿と決着をつけて、6巻からは第6層の探掘が始まった。嵐の前の静けさなのか、6巻序盤は意外と平和に話が進んでいた。久しぶりにお料理シーンもあったし。あと6層はいわゆるダンジョンっぽくなくて社会という感じだったのもこれまでと違う面白さ。 レグの過去に少しだけ触れられて、新キャラも登場、さらにはもう二度と描かれることはないと思っていたアビスの淵が再度登場しさらには異変まで怒っている。色々な意味でこれまでとは違った面白さが詰まった6巻だった。