早世の漫画家、輝き今も 福岡・大牟田市出身の三隈健さん没後15年展 新人賞受賞後に急死 | 西日本新聞me
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福岡県大牟田市を舞台にした映画「いのちスケッチ」の主人公のモチーフとなった市出身の漫画家、故三隅健さんの原画展「非日常との境界」が北九...
“日常をはみだそう、新しい世界が待っている”「すごいバランスで生きてんのよ、ほんときせきだと思わない?」“触ると一週間で死ぬ”不思議な生き物を追う孤独な高校生・虫野は、謎の少女・意イトと出会い…(ムルチ)、心を閉ざした少女・サリィが海岸で拾った不思議なガラクタ“ロボ”の秘密とは? (七色岬)。IKKI新人賞「イキマン」受賞後、惜しまれつつ34歳で急逝。生涯を通じて「闇の中の一点の光」を求め続けた著者―― その魂に触れる、珠玉の青春ファンタジー・全6編。 ――健は、2008年の年末、生まれ育った町・福岡県大牟田市で亡くなりました。「イキマン」受賞から半年足らず、突然の事でした。残念ながら受賞後第一作は完成に至りませんでしたが、編集部で過去の作品をご評価いただき、このような形で、健の世界により多くの人が触れる機会をいただけた事を嬉しく思います。彼にとって、漫画は、たったひとつの夢でした。 ……漫画を読まれた方が、楽しい気持ちになったり、ちょっといい事やおもしろい事がありそうな気分になったら、彼にとって一番の喜びだろうと思います―― (三隅氏の奥様のあとがきより)