ギリシアを訪れたサラは、かつて心ときめかせたカール・デュリスと久しぶりに再会する。しかし、彼はなぜか冷酷で傲慢な男へと変わりはてていた。サラに裏切られたと誤解している彼は、復讐として彼女を地中海の小島に閉じ込め、結婚式をあげる。彼をおそれながらも、その圧倒的な魅力にひかれてしまうサラは…!?

初恋の御曹司と偽装婚約！優しさが招いた二重の嘘が胸を締め付ける…。初恋の人である英国名家の御曹司・ブラッドと再会したカリル。しかしそれは、体調のすぐれない姉の身代わりとしてだった。大人になってますます魅力的な彼に、「病気の伯父のために婚約者のふりをしてくれないか？」と頼まれて、カリルは二重の嘘をつくことに…。

イギリスに住むジュディスは、友人の子守をするためギリシアへ飛んだ。そこで４年前、婚約解消をした彼と再会してしまう。ギリシア貴族の血を引く億万長者のアレクシス…。彼は変わらぬ美貌で「よりを戻すために来たのだろう」と、ジュディスに強引にキスをする。傲慢なアレクシスに反発しながらも思わず胸がときめいて…!?

「君が妊娠を楯に弟に結婚を迫ったことはわかってるんだ」突然ギリシアに連れ去られたキムは、亡き友人の兄で大富豪のバイダスから全く身に覚えのない言葉を受ける。さらにある「家訓」ゆえに、バイダスはキムに強引に結婚を迫った。反発するキムだったが、彼の圧倒的魅力に何故か抗えなくて…!?

養父母が亡くなり、義姉にも見捨てられて途方に暮れるジョディの元に突然舞い込んできたのは、遠い親戚からアイルランドの古城を相続することになったという連絡。しかも、共同所有者のコナーは、高貴で彫りの深い顔立ちの素敵な男性。華やかな義姉の陰にかくれていた地味なジョディの美しさと才能が花開く瞬間が訪れて…!!

カレン・モーガンは得意の特殊メイクと演技で彼の元へ潜り込もうとしていた。標的は趣味の演劇サークルの公演に現れ、カレンの演技を酷評した有名劇作家・アーサー。カリブ海リゾートでの、彼の３か月の執筆期間中、まったくばれずに家政婦として勤め上げてから正体を明かし、演技を見破れなかったアーサーをあざ笑ってやる…それがカレンの考えた復讐プランだったが…!?

秘書のモニクはフィアンセのマイルズと共に、カリブ海のケイマン島へ大農園を改築する仕事で訪れた。婚約者ということは伏せていたが、大農園のオーナーでありホテル王でもある億万長者の実業家ダーク・アンダーソンには一目で見抜かれてしまう。モニクは尊大で傲慢なダークの危険な魅力に、抗いながらも惹かれずにはいられなくて…!?

ローラは数年前に駆け落ちした姉を捜すため、英国からギリシアのクレタ島へ向かった。姉が働いていた農園を所有する大地主の豪邸を訪ねると、ゴージャスでセクシーな男性、ポールが現れた。姉絡みのある事情から、ポールに突然プロポーズされ望まぬ結婚をすることに。強引な彼に最初は反発したローラだったが、その情熱に徐々に惹かれていき…!?

まさか…倒産寸前!?　キロランの一族が経営している会社は、会計士の横領により経営困難の窮地に立たされていた。祖父に呼びだされたキロランは、銀行投資家アダム・ブラックを紹介される。彼はかつてキロランの家の雇い人だったが、今では“シャーク”と呼ばれ、大成功していた。祖父はこの会社の危機を救ってもらえないかと彼に依頼したというのだ。幼い頃、キロランが憧れていたアダムは精悍に成長していたが、横柄な態度で彼女を子供扱いしてきて…!?

テレサはコルサリア公国の皇太子妃。けれど夫は既に亡く、義妹も立派に公務をこなす今、今度は自分の人生を再出発すべく休暇を取って旅に出た。だが自由を満喫しようした矢先、立ち寄った町で車にひかれそうになり脳しんとうを起こしてしまう。助けてくれたのは偶然居合わせた医師ディラン。ハンサムな彼につい目を奪われるが、診察のため名前を尋ねられてハッとした。ここで素性がばれたら騒ぎになるのでは？　思わずテレサは答えていた。「名前が…思い出せないの」

孤島の海岸に打ち上げられていたところを救出されたものの、記憶を失っていたシドニー。助けてくれた男性ダニエルは不愛想ながらも、ケガが治るまでここにいていいと言ってくれた。彼は数年前、息子を誘拐されたうえに妻まで亡くし、悲しみから孤独に暮らしているという。ダニエルの美しい碧い瞳…なぜ懐かしい気持ちになるの？　胸が締めつけられるシドニーだが数日後、突然思い出した。そうよ、私は…自分の息子の父親が彼なのかを確かめに、ここに来たんだわ！

双子の妹が事故に遭ったという知らせを受け、ナターシャは病院に駆けつけた。ところが妹は無事で、重傷を負ったのは、その婚約者のチェイスだった。容姿は瓜ふたつでも性格はナターシャと正反対で自分勝手な妹は、意識不明の婚約者をあっさり見捨てる。妹のために大けがをした彼を傷つけられない……一時的に妹のふりをするナターシャ。すぐに真実を話すつもりだったが、チェイスのシルバーグレーの瞳に身も心も吸い込まれてしまう。そのまま結婚式の日を迎え…!?

会社を経営しながら、息子を育てているシングルマザーのアシュリー。ある日、彼女のもとに美しい英国紳士が現れる。「奥様とご子息をお迎えにあがりました」ハリーと名乗るその男性は、イギリスの名門一族の執事。その一族唯一の後継者が、アシュリーの息子だというのだ！さらにアシュリーを説得できるまで、彼は執事として彼女に仕えると言い出して!?

最愛の母を亡くし、天涯孤独となったオナー。 ―・・・人前では、決して泣くものですか！― 母の残したレストランを、気丈に切り盛りするオナーだが、一人になると涙をこらえきれず・・・。 「どうしたの？大丈夫？」 優しく声をかけてきたのは、トレースと名乗る男性。 ―初めて会う男性（ひと）なのに・・・。彼のまなざしに、暖かい手に、癒されるのはなぜ・・・？― 急速に彼に惹かれてゆくオナー。 しかし、やがてオナーは残酷な事実を知る。トレースがある目的のために、自分に近づいたことを。 そして、オナー自らの出生にまつわる“秘密”を・・・。

NYの高級アパートメント＜パークアベニュー７２１＞に住むジュリアは、カフェで出会った富豪マックスと魔法のような一夜を過ごし、彼の子を宿してしまう。しかし、思いきって妊娠を告白しても彼は「自分の子であるはずがない」の一点張り。あの夜には特別な意味があると感じたのは自分だけだったのかと落胆するジュリア。そんな折、差出人のない１通の手紙が届く。「妊娠を世間にバラされたくなければ、100万ドル用意しろ」突然の脅迫状にジュリアは息をのんだ…！

運命の糸に導かれ、カールという謎めいた男と一夜を共にしたルーシー。 しかし目覚めた時、すでにカールは姿を消していた・・・。 あれから2年、仕事で砂漠の国アバダンを訪れたルーシーの前に現れた皇太子（シーク）・・・彼はまぎれもなくあのカールだった！ 「彼が一国の王子!?どうなるの？私に彼の息子がいると知れたら・・・！」