思いつき無職生活のあらすじ思いつきで無職になったアラサー女子の、残念だけど、悪くない毎日。圧倒的共感を集めてコミックエッセイプチ大賞を受賞した期待の新人が、愛すべき等身大の日常を描いた(無職だけど)堂々のデビュー作。
サブタイトルは『職なしガールの残念だけど悪くない日々』。 なんだかキラキラしたタイトルですが、中身はゆるいです。 なんとなく退職して、住民税やら支払いに戦々恐々しつつも、ぼえ〜っとしていたら、あら雇用保険の受給期間が終わってしまうわ!転職活動を本格的にしなきゃ!! というコミックエッセイです。 私も同じような年齢で退職して、雇用保険をもらい始めるまで短期で派遣バイトをして懐ホクホクして、保険をもらっている間はゴロゴロぼえ〜っと過ごして、もらい終わる頃合いで転職活動をしました。 人生一度はすべき、ダメ人間生活でした。 年金や税金の支払いが恐怖であることを除けば。 つまるところ、すごくリアルです。 なので、退職後の生活部分については、そうだよね〜と思いながら読みました。 魅力あふれない過ごし方を描かれていて、とても良いです。 読めば読むほど思い出す、特別なことは何もしていないのに溶けるように消えていく時間。 世の中の人は資格を取ったりしているのに!!と思いながら、スマホでゲームをする罪悪感と怠惰な時間。 あの日々は、たしかにサブタイトルのように「悪くない日々」でした。