あらすじ

マーカス・ラングリーは独身主義者。夜ごと社交界の美女と戯れるのが常だったが、ある日大おじが亡くなり、ラザフォード伯爵としてロンドンを遠く離れた領地の管理をまかされることに。着いてみれば地所は荒れ果て、屋敷は見るも無惨な状態だった。確か年配の家政婦が采配をふるっているはずなのに怠慢ではないか――怒った彼が老僕の制止もきかず家政婦の部屋に入ると、そこにはベッドに横たわる瀕死の若く美しい娘の姿があった!
乙女の告白 1

マーカス・ラングリーは独身主義者。夜ごと社交界の美女と戯れるのが常だったが、ある日大おじが亡くなり、ラザフォード伯爵としてロンドンを遠く離れた領地の管理をまかされることに。着いてみれば地所は荒れ果て、屋敷は見るも無惨な状態だった。確か年配の家政婦が采配をふるっているはずなのに怠慢ではないか――怒った彼が老僕の制止もきかず家政婦の部屋に入ると、そこにはベッドに横たわる瀕死の若く美しい娘の姿があった!

乙女の告白 2

貴族の血縁に生まれながら、両親が起こしたスキャンダルのせいで蔑まれ、みじめな生活を送ってきたメグ。そんな彼女をあわれに思ったのか、ラザフォード伯爵がメグにプロポーズしてきた!まさか…。彼と私は釣りあわないのに。けれど彼のやさしさに触れ、頑なだったメグもいつしか彼に心を許すように。しかし、結婚式のためロンドンの屋敷へ向かう途中、初めて迎えたふたりきりの夜、伯爵が来るはずのベッドに、別の男が忍び込んできて…!?