あらすじ

伯爵令嬢スザンナは、女性の権利拡張運動にかかわるなどして、父親であるイーストンビー伯爵をてこずらせていた。ある日、伯爵の元にスコットランド人の男爵ジェイムズ・ガロウが現れ、伯爵の暗殺計画が進められていると忠告する。質素な身なりだが正義感あふれるジェイムズの人柄にほれ込んだ伯爵は、初対面にもかかわらず、自分の娘と結婚してほしいと申し出る。スザンナは激怒するが、一方で男爵のすがすがしい態度と凛々しい容姿にすっかり惹かれてしまい…。
悩める男爵夫人 1巻

伯爵令嬢スザンナは、女性の権利拡張運動にかかわるなどして、父親であるイーストンビー伯爵をてこずらせていた。ある日、伯爵の元にスコットランド人の男爵ジェイムズ・ガロウが現れ、伯爵の暗殺計画が進められていると忠告する。質素な身なりだが正義感あふれるジェイムズの人柄にほれ込んだ伯爵は、初対面にもかかわらず、自分の娘と結婚してほしいと申し出る。スザンナは激怒するが、一方で男爵のすがすがしい態度と凛々しい容姿にすっかり惹かれてしまい…。

悩める男爵夫人 2巻

政略結婚で結ばれた夫婦でも、伯爵令嬢スザンナと男爵ジェイムズの仲はきわめて良好だった。ある1点を除いて。いまだに肉体的に結ばれてはいなかった!スザンナが拒否するのだ。彼女のもつ、ある信念のためだが、そうとは知らないジェイムズは悩みながら欲望を必死で抑えていた。夜が訪れるたびぎくしゃくするふたり。そこへ彼女の知人ミランダを預かることに。魔性の女ミランダは夫に手を出すに違いない!スザンナの心は波立つが、信念があだとなって…?