あらすじ久美子と春樹は義理の姉弟。明るく太陽みたいな春樹が弟以上の存在になるのに時間はかからなかった。“姉弟”という近すぎる距離に、無邪気に伸ばされる腕。抑えようもなくときめく気持ちを“恋”と呼べないのは、春樹の好きな人を知っているから。かなわない恋に一喜一憂する春樹の姿は久美子の想いを少しずつ打ち砕いていく。近すぎて好きなんて言えない。そして久美子は見つめるだけの恋をあきらめようと決心するが…。