あらすじ

【電子限定!カラー巻末特典収録】北海道の橋本家で駿と実央が暮らして5年。ある日、とある大きな出来事が起こり、2人は東京へ移住することに。慣れ親しんだ家族との日々は終わり、初めて2人きりの暮らしが始まった。駿にとっては久しぶりの、実央にとっては初めての街で2人はそれぞれ意外な人物と出会うことにーー?
海辺のエトランゼ
心が、洗われるようなボーイズラブ。「男が好きでもおかしくないよ」好きになった相手と抱き合えたら。そんなこと絶対叶わないと思ってた────。年下フリーターとゲイ小説家のじれったいほど切ない恋。3年前、2人は沖縄の離島の海辺で出会った。小説家の卵でゲイの橋本駿(はしもとしゅん)は、物憂げに過ごす高校生・知花実央(ちばなみお)が気になりナンパめいた声をかける。日に日に距離を縮めた2人だったが、実央は島を離れることに。そして3年後、島に戻ってきた実央は「3年考えた。男でも駿が好き」と駿に迫る。しかし駿はいざ実央と恋人同士に、となると1歩を踏み出せなくて──。
春風のエトランゼ(1)
小説家の駿(しゅん)は、沖縄の離島で出会った年下の恋人・実央(みお)を連れて、故郷の北海道へ向かっていた。かつて、幼なじみとの結婚式をゲイだと言って逃げ出して以来、駿は実家とは絶縁状態でいたが、父親が病気だと聞き、一度帰ることを決意した。迷惑をかけた実家に男の恋人を連れて行く。駿にとっては気まずい帰省だったが、親を亡くした実央には―。 海辺のエトランゼの続編、天涯孤独青年とゲイな小説家の切なく瑞々しい恋。第1巻。
春風のエトランゼ(2)
若手小説家の駿(しゅん)は、父親の体調不良を知り、同性の恋人・実央(みお)を連れて何年も音信不通にしていた実家へ戻った。離れに住むことになった2人は、風変わりな実家生活を始めるが、養子の“弟”ふみにベッドシーンを見られてしまう。桜子の助けで謝罪と言い訳の機会をもらうも、駿は事実をそのままふみに伝えてしまって…。実家での奇妙な生活に初めは居心地が悪かった駿だったが、すこやかに過ごす実央のそばで、次第にこの暮らしを受け入れていく。そんな日々の中で、実央のとある気持ちを知り―――? いとおしく巡る日々。幸せな時間。心が洗われるようなボーイズラブ。シリーズ第3巻。
春風のエトランゼ(3)
小学生の義弟・ふみの授業参観に行った駿と実央。そこで駿は、かつての想い人である同級生・和田に再会する。駿が動揺する一方で、実央はひょうひょうと振る舞う和田と不思議と親交を深めていく。そんな折、執筆に煩悶していた駿の小説が出版され、作家活動に転機が訪れた───。心が洗われるようなボーイズラブ、第一部完結!!
春風のエトランゼ(4)【特典付】
『海辺のエトランゼ』アニメ映画化!! 【あれから5年。待望の第二部スタート!】駿の実家・橋本家に実央が居着いて5年。駿は小説家を休業し、実央は車の整備工をしながら元気に暮らす日々。ゆるく街公認のカップルとなった2人だったが、倦怠期ぎみの日々にお互い「おや…?」と疑問を持ち始めていた。そして、そんな恋人たちのかたわらで、今にも噴火しそうな火山がひとつ。駿の義弟・ふみに反抗期が訪れたのである――。【紙&電子共通応援書店ペーパー収録】
春風のエトランゼ(5)【電子限定特典付】
【電子限定!カラー巻末特典収録】北海道の橋本家で駿と実央が暮らして5年。ある日、とある大きな出来事が起こり、2人は東京へ移住することに。慣れ親しんだ家族との日々は終わり、初めて2人きりの暮らしが始まった。駿にとっては久しぶりの、実央にとっては初めての街で2人はそれぞれ意外な人物と出会うことにーー?
queue -Kanna Kii artbook-

queue -Kanna Kii artbook-

紀伊カンナ初画集! 【この光、この彩り。今、ひとつの宝箱に。】「エトランゼ」シリーズの初期から最新まで大集結◆単行本や雑誌表紙はもちろん、他描き下ろし絵、グッズ絵、イベントなどのレアイラスト、大型絵のカバーラフなどなどもりだくさん。
魔法が使えなくても

魔法が使えなくても

夢は叶わなくてもいい。人生で、ただ一度若者の季節。「エトランゼ」シリーズの紀伊カンナによる青春群像劇。あなたの心を時にドラムのように打ち叩き、時に柔布で撫でるような、忘れがたき青春群像劇。100回「辞めたい」とぼやくアニメーターの岸(きし)くん、仕事はクールだけど同棲相手には甘い千代(ちよ)ちゃん、女にモテてかっこいい心優しいバンドマンのたまき、地下アイドルに魅せられた女子高生のキキちゃん… ほか、6人の若者たちはいつか美しい思い出となるやもしれぬ日々を這いつくばりながら駆け抜ける。ポップでありつつもどこか牧歌的な筆致で極上世界を描く、著者初の連作読切りオムニバス。
雪の下のクオリア

雪の下のクオリア

草木が好きで人嫌いな小林明夫。同性と一度きりの関係を繰り返す大橋海。二人は同じ大学で同じ学生寮だった。海が明夫に懐き、明夫も少しずつ海に気を許すようになっていく。だが、ある日、海は明夫に「先輩は寝なくても一緒にいてくれるから優しいです」と言う。明夫はそんな海のことが理解できなくて……。 好きになった相手に愛されたい。そう思っているのはどちらだったのか?