ある晴れた日の午後、大学の構内で、ある雨の夕方、駅で、有川と御崎は出逢った。お互いの名前も知らず、存在も知らず──それが、すべての始まりだった。少しずつ、距離が縮まるふたりだったけれども……
どうしてこんなに気になるんだろう?男同士なのに、意識してしまう御崎と有川。自分の感情をコントロールできずに、落ち着かない有川の部屋を御崎が訪ねてきて……揺れ動くふたりの想いは──?
誰かと付き合うって、どういう感じなんだろう?想いが通じあった御崎と有川。だけど、初めての恋人という存在に御崎は戸惑ってばかり。泣きそうなくらい好き──そんなふたりの恋の物語!