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あたしはハッキリ言ってかわいい!そりゃ当然3歳の頃からプロとして活動してるんだからね!自慢はこの長い足と必殺スマイル!自信過剰な柏木綾音であったが、男にからまれているところを喫茶店従業員・海に助けられる。ひょんなことから海の勤める店に入って飲んだ1杯のロイヤルミルクティー。これがこの上なく美味しかった。文句のひとつでもつけようとしたが、正直な偽りのない感情が出たことで、綾音はいつも創っている自分を思い出していた。そう…実は私はいつも他人に認められたくて自分を創ってきた。でもそれがいいのか分からない……。悩んだ綾音が足を運んだ先は、またも海の勤める喫茶店であった。心温まる千村青先生の恋愛短編集、第1弾。(本作は先生の旧ペンネーム・水野葉月名義で描かれた作品を元に再構成した1冊です。先生は現在、ペンネームを「千村青」に統一して活躍中です)。
毎日、自分の家で居場所を確保するのは大変だ。両親の離婚問題が片付くまで、おじの家に預けられている優香は海の見える綺麗な町で、入水する1人の若者を発見する!勘違いだったものの、その彼の忘れ物のスケッチブックを届けるために、優香は彼の自宅へと辿り着く。そこで勝巳の母親に気に入られた優香は、歓迎会に強引に誘われるが……そこで見た景色は、うわべだけの会話と偽善とした空気の中での晩餐であった。嫌気がさして出て行く勝巳を追う優香。そこは初めて勝巳と出会ったあの海岸であった。勝巳に同情するつもりで追いかけた優香は、勝巳に自分の弱みをつかれ悩んでしまったのだった…。心温まる千村青先生の恋愛短編集、第2弾。(本作は先生の旧ペンネーム・水野葉月名義で描かれた作品を元に再構成した1冊です。先生は現在、ペンネームを「千村青」に統一して活躍中です)。