あらすじ

黒船来襲に揺れる幕末。会津藩砲術指南の家に生まれた八重は、尊敬する兄覚馬や尚之助とともに日々の鍛錬に勤しんでいた。しかし八重の前には素敵な男子が現れながらも、そちらは鉄砲の腕前とは違って、なかなか実を結ばない現実があった。なんとか自分も藩のために力になりたいと焦る八重を優しく見守る尚之助。いつしかふたりの間にはきめ細やかな愛情が芽生え……。
八重の桜(1)

黒船来襲に揺れる幕末。会津藩砲術指南の家に生まれた八重は、尊敬する兄覚馬や尚之助とともに日々の鍛錬に勤しんでいた。しかし八重の前には素敵な男子が現れながらも、そちらは鉄砲の腕前とは違って、なかなか実を結ばない現実があった。なんとか自分も藩のために力になりたいと焦る八重を優しく見守る尚之助。いつしかふたりの間にはきめ細やかな愛情が芽生え……。

八重の桜(2)

京都では尊王攘夷を掲げる長州藩士と、公武合体を主張する会津、薩摩藩士の対立が激化。新撰組による池田屋襲撃事件が起こるなど、もはや開戦不可避の状況となった。そんな中、会津藩で状況を見守る八重は、川崎尚之助と結婚し、つかの間の幸せな日々を送る。だが、公武合体派の孝明天皇が崩御し、長州藩と薩摩藩が手を組んだことで、会津藩にも戦争の影が忍び寄っていき…

八重の桜(3)

時は幕末、激動の時代に突入した会津藩。幼馴染の大蔵との初恋には敗れたが、心優しい尚之助と結婚し、八重は幸せな日々を過ごしていた。一方、京では池田屋事件が起こり、ついに長州と会津が戦になる。会津は薩摩の援軍を得て勝利するものの、幕府が大政奉還したことによりその立場を危うくしていき…。