あらすじ憲は私の心に咲く、たったひとつのタンポポ。「おまえのことしか覚えてない。おまえにしか腹もたたない。どんな顔して、どんな服着て、どんなことしゃべってたか、どーでもいいんだ、ほかの女」。憲からの告白は、百万遍の好きより心に響くものだった。そんななか憲はサーフィンで荒れ狂う海に挑戦し大けがを負う。しかし彼の生きざまを見た美吹は、憲が波を越えたように、自身も大きな波を越えたことを実感する……。