あらすじ

言葉をしゃべる不思議なブサイク猫・オヨヨとその飼い主・ゆでたたまごのドタバタな日常を描いたほのぼのギャグコメディ。ブタみたいに太ったブサイクな捨て猫に「拾ってくれ」と迫られてきっぱり断った女子中学生・ゆでたたまごは、捨て猫の猛烈なキス攻撃に気を失う。そして気絶したたまごをひきずってゆでた家へやってきた捨て猫は、たまごが自分を飼うと言ったと嘘をつくが、ママと弟・うずらにも拒絶されて……!?
オヨネコぶーにゃん 1巻

言葉をしゃべる不思議なブサイク猫・オヨヨとその飼い主・ゆでたたまごのドタバタな日常を描いたほのぼのギャグコメディ。ブタみたいに太ったブサイクな捨て猫に「拾ってくれ」と迫られてきっぱり断った女子中学生・ゆでたたまごは、捨て猫の猛烈なキス攻撃に気を失う。そして気絶したたまごをひきずってゆでた家へやってきた捨て猫は、たまごが自分を飼うと言ったと嘘をつくが、ママと弟・うずらにも拒絶されて……!?

オヨネコぶーにゃん 2巻

ママがうずらへ手編みの帽子をプレゼントするのを見たオヨヨは、自分も帽子が欲しいとしつこく訴える。そこで作ってあげる事にしたママだったが、毛糸がないので、あるものをオヨヨの頭にかぶせる。その後、姉のたまごに帽子姿を見せたうずらは、宇宙から来たタコ星人と酷評され、そこへやってきた上機嫌のオヨヨも「パパの靴下をかぶってどうしたの?」と言われて……!?

オヨネコぶーにゃん 3巻

タレント犬・ベンジーとたまたま出会ったオヨヨは、ベンジーを捕まえて売ってイモを買おうと考えるが、怪しい男達にベンジーと一緒に誘拐されてしまう。そして犯人グループはベンジーの主人へ五千万円を要求し、それに便乗したオヨヨはゆでた家へイモ百本を要求する。その後、ジュースが飲みたくなったオヨヨは、ベンジーの飲んでいるジュースをを全部飲んでしまい、それを責められて吐き戻すのだが……!?

オヨネコぶーにゃん(4)

木に登って野鳥の巣から卵を盗もうとしたオヨヨは、戻ってきた野鳥に攻撃されてあきらめるが、偶然にもトラックから落ちた卵を拾って自分のものにする。そこで卵ではなく焼き鳥にして食べようと考えたオヨヨは、たまごやうずらにからかわれながらも自分の体で卵を温め続ける。その数日後、卵から孵って喜ぶオヨヨは、ヒナ鳥からお父さんと慕われて……!?

オヨネコぶーにゃん(5)

家族と牧場へやってきたたまごは、モンブランと乗馬をしに行き、オヨヨもついていく。そこでたまごとモンブランに馬を用意するが、オヨヨには用意してくれないインストラクターに無言の抗議をしたオヨヨは、残っていた一頭で乗馬できる事になる。しかしそれはどう見ても牛であり、馬だと言い張るインストラクターから「牛と言ってごらんなさい」と言われてその通りにしたオヨヨは、激怒した牛にボコボコにされて……!?

オヨネコぶーにゃん(6)

オヨヨがまろん君のカナリアを食べたと黒子(くろこ)から苦情を言われたママは、そのうえ通りすがりの人の買い物カゴから魚を抜き取ったり、よその池の鯉を盗もうとしたオヨヨを反省させるために檻へ閉じ込める。しかしオヨヨは、檻に入ったまま四本足を出して移動して、犬に追いかけられて迷走した時、道路工事のローラーに轢かれてペラペラの状態になってしまい……!?

オヨネコぶーにゃん(7)

弱きを助け、強きをくじく“スーパーヨン”になりきったオヨヨは、無意識にアリをつぶしたうずらを成敗して正義の味方は気持ちいいものだと思う。そんな時、道路に落ちていたヒモがお財布に繋がっていると想像して手繰ったオヨヨは、それがまろん家のブルドッグ・花千代(はなちよ)のリードだと知って逃げようとする。しかしうずらから「正義の味方が逃げた犬をそのままにしといていいの?」と言われたオヨヨは……!?

オヨネコぶーにゃん(8)

たまごとうずら、オヨヨとひやむぎを食べていたモンブランは、将来食糧危機が襲ってきた時、食べ物がこのひやむぎしかなくて一人だけしか生き残れないとしたら誰がふさわしいかというテーマを出す。その時、それぞれが自分だけ生き残ろうと意見する中、たまごからネコは最初に人間のエサになると思うと言われたオヨヨは、外へ放り出されてしまう。そして飢え死にしないために今からイモを植えようと庭を掘るオヨヨだったが……!?

オヨネコぶーにゃん(9)

新聞を読んでいたたまごは、大金持ちマダムニャンのペット・クーニャンが結婚相手を募集していると知ってオヨヨを差し向ける。しかしマダムニャンの屋敷の前には、クーニャンと結婚したい動物達がたくさん並んでいた。そんな時、謎のネコがクーニャンは本当はすごいブスだと暴露して、行列の人数は半分になる。その後、お金をたくさん運んできた謎のネコに皆がつられてしまう中、オヨヨだけは……!?そしてオヨヨに旅立ちの時が?オヨネコぶーにゃん、最後までドタバタな完結巻。

オヨネコぶーにゃん

尋常じゃない懐かしさ!!!

オヨネコぶーにゃん 市川みさこ
酒チャビン
酒チャビン

内容はかなりブッ飛んだギャグマンガです!毎回5ページとかのボリュームなのですが、ものすごくブッ飛んでいて、終始意味不明まま終わる回さえあります! オヨヨというブサカワのネコが中心的な登場人物なのですが、結構良い性格(にくたらしカワイイ)をしていて、ほのぼのに振り切った感じではないです(むしろ、ときに殺伐とすらするくらいです)! 昔アニメを見ていたときの記憶だと、ちょっとブサイクでダメなネコが愛嬌たっぷりに頑張る、ほんわり系アニメのような気がしていたのですが、全然違いました!ただ、8巻くらいから結構ほんわり度は上がってきたように思います! 作中では当時のCMネタ、時事ネタが豊富に盛り込まれており、それがいちいち懐かしさを掻き立てます! 全9巻なのですが、その間にいろんな変遷があり、1巻の途中までオヨヨは完全なる脇役で、名前すらついておらず、そのときの主人公は、女の子の「ゆでたたまご」さんでした。なんと作品名すら途中で変わり、元々6巻までは「しあわせさん」というタイトルです!(カバーは1巻から「オヨネコぶ〜にゃん」に変更されてますが、中では「しあわせさん」の記載のままです) わたし自身、アニメの内容の記憶はあまりないのですが、とにかくわたしの父が「お〜〜〜よねこぶ〜にゃん。だ、よ!」というCMの入りに流れるジングル的なものを異常なまでに気に入っており、終始延々と口ずさんでいたのが嫌というほど記憶に残っており、非常に本作に対して懐かしさを感じます。 オヨヨの声優は神谷明さんで、キン肉マン、冴羽獠に並び、このオヨヨが三大名演ではないでしょうか。4位がケンシロウですかね。 あと最終回めいたものが特になく普通の回の感じで最終巻ラストの話も終わっているのが少し残念でした。どうしたんでしょう??