古代城塞都市・エルドラドの中央にある聖なる塔と、塔を守る3つの壁。それらを守るため、軍に身を置く少年少女の運命は…?
エゼルに掴まれた腕の感触を忘れられずにいたラム。メルカが死ぬ夢を見てうなされるエリファ。エリファを抱きしめて眠るリリー。死があまりにも日常にある中で、彼女たちは一緒にいたいと願い、今日も銃をかまえる――。
リリーの死を悼む仲間たちの声は、世界政府には届かない――。軍本部に戻ったナフタリはエルドラド偵察の結果報告のため会議に赴く。するとそこには帝国第一皇子であるナブーがいて――!?
聖櫃を守ろうとする世界政府軍、聖櫃を破壊せんとする反政府勢力、そして聖櫃の管理者である皇族。それぞれの思惑が交錯する中、ついにエルドラドでの総力戦が幕を開ける。聖櫃を巡る戦いの結末は…。鮮烈に咲いて散る少年少女の物語、ここに閉幕――。