あらすじ「どうせなら、美しく生きてやろうじゃないか。」24歳の天才宮大工・光重朗(こうじゅうろう)が抱えるのは、幼いころ“消えたい”と思った衝動。天真爛漫な兄・みつきと木の神・ニキが気に障るものの、うらやましい……。ある日“おばけ寺”と噂される寺の新築工事が舞い込んでくる。そこに居たのは光重朗と同じく“消えたい”と願う不動明王で?偉才・有永イネが描き出す、人間の真実!