あらすじ

「どうせなら、美しく生きてやろうじゃないか。」24歳の天才宮大工・光重朗(こうじゅうろう)が抱えるのは、幼いころ“消えたい”と思った衝動。天真爛漫な兄・みつきと木の神・ニキが気に障るものの、うらやましい……。ある日“おばけ寺”と噂される寺の新築工事が舞い込んでくる。そこに居たのは光重朗と同じく“消えたい”と願う不動明王で?偉才・有永イネが描き出す、人間の真実!
かみのすまうところ。 1巻

葛藤あふれる、宮大工の世界へようこそ――!恋愛も就職もダメで地元に戻った、24歳男子の上乃(かみの)みつき。宮大工の棟梁の孫に生まれながら、高所恐怖症!弟の天才宮大工・光重朗(こうじゅうろう)に疎まれつつも日々奮闘中。そんな時に現れた木の神・ニキに一目ぼれをしてしまい……?ちょっと不思議な青春ストーリー!

かみのすまうところ。(2)

「どうせなら、美しく生きてやろうじゃないか。」24歳の天才宮大工・光重朗(こうじゅうろう)が抱えるのは、幼いころ“消えたい”と思った衝動。天真爛漫な兄・みつきと木の神・ニキが気に障るものの、うらやましい……。ある日“おばけ寺”と噂される寺の新築工事が舞い込んでくる。そこに居たのは光重朗と同じく“消えたい”と願う不動明王で?偉才・有永イネが描き出す、人間の真実!

かみのすまうところ。(3)

超・大規模な仕事を任され、そこにケヤキの神・ニキの木を使おうと決めた。がしかし、それには大きな穴があり、何にも使えない木と判明する……!みつきは競りで木の神に騙され、光重朗(こうじゅうろう)は独りよがりな図面を描く。『ごちゃごちゃ言うなら消えてくれ』木の神々たちが見えなくなった兄弟は……?そして姿を消したニキは?宮大工青春物語、これにて完結。