孤独な少年・七沢伊鳴(ななさわいお)は、謎めいた『白い影』に取り憑かれていることに苦しんでいた。そんな折、転校生の十河八起(とがわはつき)が、その『白い影』の正体を教えてくれ――。過去を、他人を、そして自分自身を知るための『旅』が始まる!相川有が描く学園ダークファンタジー、待望の第1巻登場!!
クロノスの力を知った八起はこれまで自分のしてきた狩りに戸惑いを覚え、伊鳴たちの元を抜け出し、周防という男と共に姿を消してしまう。そんな中、深町と暦は、K市で起こった通り魔多発事件の調査に赴くが、GPS情報からその付近に八起がいることを知り――。
生身の体で向かいあう波留と伊嗚。しかし、波留の不思議な力の前に為すすべもなく――…。七沢家惨殺の真相、影(アートラム)たちがこの世にあらわれた理由――全ての謎が明らかになる最終巻!!