メテオラの呪いにより、獣の姿で生まれた林冲は、道端に捨てられていたところを政務官の王進に拾われ、一命を取り留める。時が経ち、好青年に成長した林冲は王進の下で穏やかに日々を過ごしていた。それでも呪いは消えることなく、林冲の身体には変わらず尻尾が残り、「俺はやはり人ではないのか?」、「メテオラとは何だ」、「何故、俺は生まれてきた」そんな思いを抱く林冲の前に、魯智深という僧侶が現れ……。
初めて自分と同じ「メテオラ」である魯智深と親しくなった林冲。同士である彼をより理解しようと、彼の元へ頻繁に通うようになった林冲だったが、禁軍将官・関勝と林冲の兄弟弟子・陸謙が何者かによって襲われる事態が起こっていて……!?※電子DX版として、巻末には別表紙イラストを収録しております。
林冲は後を追ってきた魯智深と共に、野猪林で動く屍に襲われる。それを助けてくれたのは、王進と交流があった柴進だった。王進から託された書状を渡し、話を聞くため彼の屋敷へ連れていってもらうことになるが……。
メテオラの拠点を拓くため、聖域を探しに旅に出た林冲と智深。歩を進める二人の前に、林冲の旧友・陸謙が現れ……!?待望の「メテオラ」最新刊が登場!!
同じメテオラの武松の家に向かった林冲と智深。そこで彼らが目にしたものは……!?「メテオラ」伍巻がついに登場!!