あらすじ

京の都の片すみに、人々の信仰を集める小さなお堂があった。霊験あらかたな観音様を祀るそのお堂は、如意輪堂と呼ばれ、今日も誰かが、願いをかなえにやって来る――。様々な人々の心模様が不思議な童子との出会いによって導かれていく…。華麗な筆で描かれる平安幻想絵巻!
たまゆら童子(1)

京の都の片すみに、人々の信仰を集める小さなお堂があった。霊験あらかたな観音様を祀るそのお堂は、如意輪堂と呼ばれ、今日も誰かが、願いをかなえにやって来る――。様々な人々の心模様が不思議な童子との出会いによって導かれていく…。華麗な筆で描かれる平安幻想絵巻!

たまゆら童子(2)

雪の降る夜に、亡くなったご主人様が恐ろしい祟り神になってしまったと幼児が泣いていた。あんなにもやさしかったご主人様がなぜ――。世の業や迷いに心悩ます登場人物たちを、不思議な童子が優しく導く…。純和風の装飾的絵画で魅せる現代の絵巻物!

たまゆら童子(3)

神仏の託宣を読み解き、未来の運命を占するのを「夢占」という。吉夢の持つ未来の運命を、兄に買い取ってもらった藤原道長は――。世の業や迷いに心悩ます登場人物たちを、不思議な童子が優しく導く…。純和風の装飾的絵画で魅せる現代の絵巻物!