あらすじ

シドは口の悪いロボット。家事ロボットなのに柄が悪くて、オムレツにはケチャップもなし。でもでも、――大好きなシド。ある日、そのシドが壊れちゃって……。表題作ほか、「光の庭」「蜜月」などSF作品を中心に再編集!!
あとり硅子短篇集1 ぶどうの瞳

夜の海か湖に似ている、おまえの黒い目を見ているとよく眠れるんだ――…。小さな少年は、ご主人様のため、夜ごと眠りの番をする……。その黒いぶどうのような目をこらし――。透明感あふれる絵柄と、やわらかくてあたたかい、そしてやさしくてユーモラスな物語は、一度知ったら忘れがたいもの。数々の名作を再編集、第一集はキラキラまばゆいようなファンタジーを中心にお届けします――。

あとり硅子短篇集2 犬夜

まだ行ったことのない、どこかに行ってみたいんだ――。いつもの塾の帰り道、偶然出会ったのは、学校に来なくなってしまったクラスメイト。だけど彼は、犬をつれて、輝く瞳をしていて……。まだ見えぬ自分の将来に立ち竦む、高一の冬。笑いと清清しさの中にきらめく何かがある……。数々の名作を再編集、第二集は著者が愛した犬たちと動物の登場する作品を中心にお届けします――。

あとり硅子短篇集3 オムレツの月

シドは口の悪いロボット。家事ロボットなのに柄が悪くて、オムレツにはケチャップもなし。でもでも、――大好きなシド。ある日、そのシドが壊れちゃって……。表題作ほか、「光の庭」「蜜月」などSF作品を中心に再編集!!

あとり硅子短篇集4 眠れない夜

自称<中途半端に霊感があるだけの美少女>かれんは、霊が見える。けれど声は聞こえない。逆に薬師寺は、霊の声は聞こえるけれど姿は見えない。そんな凸凹コンビの前に現れた女の子の霊とは!?表題作ほか著者の最後のストーリー作品となった「ひとさらい」など九篇を収録!!