あいしてるかいよう
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私の息子が殺された……。いつもと同じ日のはずだった。たった10分間の母親の不在を除いては――。下校時に行方不明になった7歳の清貴(きよたか)ちゃんが死体で発見されたのは行方不明になった翌朝。殺された我が子を受け入れられず呆然(ぼうぜん)とする母親。やりばのない怒りと悲しみ、綻(ほころ)ぶ家族の絆(きずな)――。そんななか、被疑者として保護されたのは11歳の少年だった!!全ての母親に捧げる、渾身(こんしん)の物語――。
私の息子が殺された……。いつもと同じ日のはずだった。たった10分間の母親の不在を除いては――。下校時に行方不明になった7歳の清貴(きよたか)ちゃんが死体で発見されたのは行方不明になった翌朝。殺された我が子を受け入れられず呆然(ぼうぜん)とする母親。やりばのない怒りと悲しみ、綻(ほころ)ぶ家族の絆(きずな)――。そんななか、被疑者として保護されたのは11歳の少年だった!!全ての母親に捧げる、渾身(こんしん)の物語――。
小学一年生の清貴ちゃんが殺された。犯人は六年生の裕一。被害者と加害者がどちらも子供だから起きてしまった悲しい事件のお話。母親が外出中で家に入れずトイレに困っていた清貴ちゃんを助けたことで仲良くなるが、裕一の家族が不仲であることをバカにした清貴ちゃんにカッとなり殺してしまう。事実として裕一の家庭環境は荒れていて、両親を恨んですらいた。一番のきっかけは変質者に襲われてボロボロになって帰宅しても誰にも気づいてもらえなかったこと。その出来事は事件の後に被害者と加害者の両方の家族が知ることになり、母親同士が対面するきっかけになった。 物語なのでどうしても綺麗事にしなければならないところはありますが、読み応えはありました。清貴ちゃんの母親が犯人の裕一に宛てて書いた手紙には考えさせられます。2009年にテレビドラマ化されてるのも納得です。