あらすじ

棗(なつめ)と須佐(すさ)、ふたりが選ぶ道は――?八百万(やおよろず)の神様が「見える」女子高生・棗の物語、完結!高校最後の冬、美術館でのアルバイトに胸が高鳴る棗。そんな彼女になぜかつれない須佐。その理由とは?そして須佐への本当の気持ちに気づいた棗は……。彼らはいったいどんな春を迎えるのか――。
ありをりはべり(1)

立花棗(たちばな・なつめ)15歳、神様のグチ聞き役になりました――。中学の時からとつぜん神様が「見える」ようになった棗。神社が隣にある高校で入学初日に出会ったのは、「見えなくなった」神社の息子・藤島須佐(ふじしま・すさ)と、キャラの濃い地歴部一同。そして、神様が少々――!?八百万の神様たちと私たちをつなぐ物語、スタート!!

ありをりはべり(2)

部室棟事件のせいで学内のフシギ系便利屋になってしまった地歴部。神様が見える棗(なつめ)は、唯一そのことを知る須佐(すさ)と一緒に、妙に人間くさい(?)神様たちの悩みを聞くことに!一方、部内には「恋」という名のさらなる難問が――!?瓶の付喪神(つくもがみ)が流す涙の理由は?人間に恋しちゃった神様がストーカーに!?神様の行列ができる女子高生が、困った神様たちの問題を解決しちゃいます!

ありをりはべり(3)

雛祭り、御神(おみ)渡り、庚申待ち、八十八夜。地歴部の皆で過ごす新しい季節は、やっぱり面白いことが満載!棗(なつめ)も、新たな神様との出会いや、その悩みにドキドキ……。なんと、あのタテミナ様の奥さんにも、ご対面することに――!?神様は、ちょっとゆかいなお隣さん。元祖雛人形に、告げ口3匹、倦怠期の夫婦まで!?助けられたり、助けたり。棗と神様たちの不思議な関係。

ありをりはべり(4)

浪人中の前部長も含め、なんだかんだで仲良しな地歴部。学校が夏休みに入り、皆でキャンプをすることに。貸し切り状態の川に現れたのは、あの有名な「河童」!ところがこの河童、なかなかクセモノっぽく……?神様だって立派な地歴部員!?人間も神様も悩んだり喜んだり恋したり。女子高生・棗(なつめ)と八百万の神様たちが織りなすハートフルストーリー。

ありをりはべり(5)

地歴部の面々、そして神様たちとの楽しい高校生活。人恋しい秋でも、棗(なつめ)と須佐(すさ)の微妙な関係は相変わらず。ところが須佐に思いを寄せる少女が登場!しかも彼女には、あるヒミツがあって……!?「笑う門には福来る!」(福の神・談)――八百万の神様が「見える」女の子・棗のほのぼのハイスクール・デイズ!

ありをりはべり(6)

「この部は、私たちが思っていたよりずっといい部になったじゃないですか」旅立つひと、見送るひと、訪れるひと。みんな道の途中。――進級を控えた地歴部メンバーに危機迫る!学校側が提示したふたつの条件をクリアしないと、なんと部がなくなってしまうことに!走り回る棗(なつめ)たちに「救いの神」は訪れるのか……?

ありをりはべり(7)

いざ出雲!そこは縁結びの総本山。山岡(やまおか)先輩と普門寺(ふもんじ)さん、じれったいふたりの恋の行方は……?ありをり史上初の前後編で描く「出雲編」収録!――神様が「見える」自分の能力を生かせないだろうか。高校3年生になって数ヵ月、進路に思い悩む棗(なつめ)。そんな彼女の前に新たな神様が現れ、強引に連れて行かれた場所は……なんと月!?

ありをりはべり(8)

棗(なつめ)と須佐(すさ)、ふたりが選ぶ道は――?八百万(やおよろず)の神様が「見える」女子高生・棗の物語、完結!高校最後の冬、美術館でのアルバイトに胸が高鳴る棗。そんな彼女になぜかつれない須佐。その理由とは?そして須佐への本当の気持ちに気づいた棗は……。彼らはいったいどんな春を迎えるのか――。