あらすじ

四位少将の娘の沙桐は、宮様Sの協力のもと、身分の違い、幾多の障害を乗り越え、東宮・陽朔との婚約にこぎつける。後は指折り数えて入内の日を待つばかり…と思ったら大間違い!!怨霊騒ぎに、ライバル・左大臣家の琴姫からの挑戦状、トラブル続きで気の休まる暇もない!!しかもお妃教育が大変で…。まだまだ前途は多難な様子!
きらきら馨る(1)

失恋自殺をした沙桐は、三途の川で黄泉の国に迷い込んだ陽朔の魂と出逢った。恋におちた2人は、生まれ変わっていつの日か再び巡り会い、幸せになろうと誓いあう――。しかし沙桐は来世ではなく、元の世界に生き返ってしまって!?陽朔にもう一度逢いたい、沙桐の願いは届くのか!?大人気平安ロマネスク!

きらきら馨る(2)

四位少将の娘の沙桐は、宮様Sの協力のもと、身分の違い、幾多の障害を乗り越え、東宮・陽朔との婚約にこぎつける。後は指折り数えて入内の日を待つばかり…と思ったら大間違い!!怨霊騒ぎに、ライバル・左大臣家の琴姫からの挑戦状、トラブル続きで気の休まる暇もない!!しかもお妃教育が大変で…。まだまだ前途は多難な様子!

きらきら馨る(3)

都を騒がす怨霊から身を守るため、沙桐は男装姿の『薫』として左大臣家に預けられた。解決を目指す陽朔は意外な怨霊の正体に気付くが、信じたくない気持ちから確信できないでいた。一方公卿の間では、怨霊騒ぎの原因は沙桐姫にあるとして、入内を白紙に戻してはどうかとの声が上がり始める。ついに迎えた陣定。果たして審議の結果は…!?

きらきら馨る(4)

都を騒がせた怨霊の正体は、左大臣家の家司・早生の心が生み出した生霊だった!!かたくなな早生の心を動かすため、宮様Sは琴姫を担ぎ出すことに。かくして、沙桐と琴姫が初のご対面!友情を育んできた『薫』と『忍』だが、恋のライバルとして顔を合わせるのはこれが初めて。恋の火花散る怒涛のお姫さま対決、行方やいかに…!?

きらきら馨る(5)

怨霊騒動も一件落着、沙桐のもとにも平穏な日常が戻ってきた。そして迎えた庚申の夜。決して眠ってはならない、朝までどんちゃん騒ぎをするよう定められた日なのだ。そこでかくし芸をすることになった弾正尹宮は女装して舞を披露することになった。しかし一方、華やかな舞台の裏、東宮御所では禍々しい脅迫状が発見される!!誰が一体こんなことを!?

きらきら馨る(6)

発見された脅迫状は、右大臣家の綾姫にゆかりのある葵の仕業だった。想い人のいる綾姫の入内を阻止するために脅迫状を出したというのだ。しかし、それ以外にも胸に何かを秘めている様子の葵は、忽然と行方をくらましてしまう。そして宮様Sの探りあてた葵の意外な正体とは…!?驚くべき出生の秘密に、葵の目的が徐々に明らかになっていく!!

きらきら馨る(7)

中務卿宮に正体を暴かれた綾姫(実は正真正銘の男の子である葵)だが、転んでもただでは起きない。人質にとった弾正尹宮をたてに、男の身での入内をせまる。三日以内に弾正尹宮の居所を見つけられなければ、陽朔は葵を入内させるという取引を受けてしまった。沙桐たちは無事、弾正尹宮を取り戻すことができるのか…!?

きらきら馨る(8)

時は少しさかのぼり、沙桐と陽朔の婚約のメドがたったある夜のこと。中務卿宮に媚薬を盛られてしまった常磐君の運命(と貞操)は…!?宮様Sファンのみなさまお待たせしました、大人気キャラ・宮様Sこと弾正尹宮&中務卿宮の危険な関係を描いた番外篇・「常磐君危機一髪」おとしまえ篇「秘めごと」がいよいよ登場!!