あらすじ湊と一緒に暮らす資金を貯めるために、千尋がモデルのバイトを始めた。千尋の仕事場で、湊は先輩モデルの遊佐(ゆさ)と知り合う。トップモデルの遊佐は、千尋と仲がよくて仕事にも厳しい好人物!だけど、会った女をかたっぱしから口説くほどの女好きで…!?
小学生のときに通っていたピアノの教室に、話したことのない女子高生のお姉さんがいつも少女コミックを置いてくれていて、それを読むのが楽しみでした(漫画がだめな家庭だったので)。 客観的にみて、ちゃお・りぼん・なかよしをすっ飛ばして少コミから読むとはなかなか歪なのですが、当時はそんなこと全く感じずただ楽しくで読んでいました。 天然はちみつ寮。、覇王・愛人、僕は妹に恋をする、ありす19th、蜜×蜜ドロップス、天は赤い河のほとり…いろいろ載っていましたが、中でもこの『ガ・マ・ンできない』はかなり印象に残っています。 主人公の名前が湊、彼氏の名前が千尋と、どちらも中性的な名前なのが好きでした。 恋愛もので男の子のほうが年下という設定のお話を初めて読んだのがこの作品で、年下彼氏というと千尋を真っ先に思い出します。 またアラサーになった今あらためて読んでみて一番衝撃だったのが、大人になった今読んでも充分刺激的に感じる内容だったことですね。 「キュートでちょっぴりHなラブコメディー」とあらすじにありますが、どう考えてもちょっぴりHどころじゃない!! PTAの「子どもに読ませたくない雑誌」第1位に選ばれたのも納得です。 雑誌で読んでいたため、そもそも単行本の表紙からしてこんなにエロかったのかと驚きました。これを当時本屋で買うのは相当勇気が要っただろうな…。